
2度目の江之浦測候所☆
今シーズン一番の秋晴れ!?と思しき、素晴らしく晴渡った日に神奈川県小田原市にある『江之浦測候所 小田原文化財団』へ、アメリカからやってきたYさんと夫と三人で出かけました。
2度目の訪問ですが、そもそも1年前にこの場所、情報を教えてくれたのはYさん。
この日も訪問者は日本人より外国人の方が多く、すれ違う人たちから聞こえる言葉は外国語が主流でした。
どうやら外国人ツーリストには知られる人気スポットのようです。
こちらは、神奈川県小田原市にある、アーティスト・建築家の杉本博司氏が設計し、芸術と自然が融合した空間が広がる文化・芸術施設。
広大な敷地内には、太陽の光や四季の移ろいを感じられる建造物や展示スペースが点在し、特に日の出や夏至・冬至を意識した設計が特徴です。
<円形石舞台>
施設の見どころは、前回のブログをご参照いただくとして(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1790.html)、今日は前回見落とした部分や新しい展示物などを☆
率直に2度目の訪問で楽しめたのかというと、おもいきり楽しめました!
というのも前回見落とした場所もいくつかありましたし、また更に増えた新しい作品、展示物もあり、2度目ならではの発見多々。
<数理模型0010>
前回最も印象的だった「冬至光遥拝隧道」。
高さにちょっと怯えながら、その上に立って眺める海の眺めは壮観で、下はトンネル(隧道)になっています。
そのトンネルは冬至の日の朝日がまっすぐトンネルの中心を通り抜けるように設計されています。
どうやら前回はトンネルの真ん中ぐらいの位置から中に入ったようで、実際にはもっと奥があり長いトンネルだったのです。
冬至は一年で昼が最も短い日であり、自然界の再生の象徴ともされていると。
冬至の朝、相模湾から昇る陽光が70メートルのトンネルを貫き、対面して置かれた巨石を照し出すという作りになっています。
そんな風に改めて知ったことや、前回とはまた違った印象や感想をもつ作品も色々でちっとも退屈せず。
<樹齢400年の春日杉>
それにしても汗ばむほどの天気。
並んだ灯籠ロード。
ここで時間や季節の移ろいを体感することで、日常の時間の流れとは異なるスケールが感じられ、静かな環境で感性を深められる。
そんな素敵な場所です。
また違う季節に訪れたいと思いながら明月門を後に。
*****プチっとパリ*****
今年はどんなクリスマスデコレーション@DIORがお目見えするのか楽しみ♬
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