2度目のソンデコネ☆Sans Déconner
「最初にこのビール、美味しいんで飲んでみてください♬」
「ホントだ、うまっ♡」
と、到着早々冷えたビールがサイコー!でスタートしたのは、帰国後2度目の渋谷将之シェフの“Sans Déconner”(ソンデコネ)@渋谷区。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/sans-deconner.html )
前回お邪魔した際は「開店おめでとうございます!」&「お久しぶりです」な話、そしてたまたまカウンター席で居合わせて楽しくおしゃべりさせてもらったマドモアゼルTさん(先日はどーも♡ってこの場を借りて改めてお礼)との色々ですっかり渋谷シェフのお写真を忘れたのでカシャ。
パリ12区のレストラン“Clandé”(クランデ)時代にアシスタントだったアントワン君も先日来日して、当面このお店で働いてることも触れずじまいでした。
息のあった(?)二人のやりとりが日本で再現されるとは…!
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/cland.html)
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とろとろのガスパチョでスタート。
オレンジスープに真っ赤なトマトとバジルソースの緑が映え、ピリッとした辛さがいい感じ。
蒸し暑い日の美味しいガスパチョに体の芯から元気になってきた☆
「レタスとハマチです」
といつも通りさり気なくサーヴされた一皿は、アボガドクリームで和えたシャッキシャキのレタスとハマチがミルフィーユ状に重ねられフランボワーズの甘酸っぱさとディルなどの香草やクルトンを散らしたもの。
渋谷シェフのメニューの説明はパリ時代からとにかくシンプルで簡略されいてる。
個人的にはそこがまた好きなのですが、全く正反対のお店・シェフも少なくなく
「〇〇県〇〇村の〇〇さんが作ったトマトで糖度が〇%…、胡椒は〇〇産の希少なもので、ブラブラブラ…」
と、なかなか終わらない懇切丁寧な説明を長々と受けることがあります。
その一皿をできるだけ深く理解するために詳細説明を伺うのも興味深いところで好きな方もいらっしゃるだろうけど、記憶力が低い私としては長過ぎるとちょっと引いてしまいます…。
今宵のワインはフランス・ブルゴーニュの白。
自分でワインセラーを覗いて選ぶのですが案外それが楽しいことに気がついた?!
そして今回この1本を選んだ理由は、鮮やかな翼が描かれたエチケットが気に入ったから。
そんな気楽な気持ちで選んで美味しく出会ったワインは、これまた個人的にはたくさんのウンチクを聞くよりも記憶に残ったりします。
カリフラワーのクラムチャウダーソースがけ☆
香ばしくローストされたカリフラワーに濃厚なクラムチャウダーソースをかけ、クルミとパンチェッタのトッピングがアクセント。
旨っ!
白いお皿に映える真緑の枝豆リゾット。
一粒一粒の米粒が大きく、歯ごたえの良いアルデンデなリゾットに甘いイカがたっぷり。
メインの肉料理は、豚のロースト☆
ナスのフリットを用意し始めた渋谷シェフがおもむろに揚げ始めたのは、ニョッキ!?
シェフ曰く、急に思いついたそう。
こんな風に突然閃いて即興的に作ってしまうことが多いのも渋谷シェフの、ソンデコネの面白いところ。
同じ食材でも今日と明日ではまた違ってくるのだろうな〜と思うと、また明日も来たくなる。
そんな人生初のニョッキ・フリットは、モチっとサクっとそして熱々な、これはありそうでなかった美味しい新食感でした。
また特筆すべきは、豚肉の下に隠れていた濃厚な甲殻類風味のペースト状ソース。
シンプルなようで複雑な、さり気ないけど計算済みで、そこに急にスパイスのように閃めき技が加わる渋谷シェフの料理は美味しく楽しい♬
最初のデセールは、パプリカを合わせたレモンクリームでさっぱりと。
澄んだ美味しさのシソソースが夏らしいプラムのコンポート☆
コンポート的なものはクタクタに煮込まれて柔くなっていることが多いけれど、私は歯ごたえがある方が好きなので、この食感はとても好みでした。
最後はチョコレートケーキとヘーゼルナッツのアイスクリーム。
やっぱり最後は濃厚にシメていただきたい!な願望にぴったりの濃さとサイズ感で最後まで美味しくいただいだ2度目のソンデコネのディネでした☆
(しつこく3枚目。実際二人の写真は10枚ぐらい撮れていた…)
いい笑顔♬
またお邪魔します。
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