
SUGALABO☆最強の二人
パリの1枚。
フィガロ本社建物の脇から白亜のサクレクール寺院が見えた♡
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昨年末、縁あってご紹介いただいた予約紹介制レストラン“ SUGALABO”(スガラボ)。
全てが非日常、ここでしか味わえない素材を使った感動的なお料理が忘れられず、この夏2度目の訪問となりました。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-948.html )
前回と同じ厨房を臨むカウンター席に座り、須賀シェフのお料理風景を見ながらの食事はすっかりエンターテイメント。
リアルに料理の鉄人復活?!
うにモナカでスタート。
ガスパチョには、ムール貝燻製。
茶豆のキッシュは熱々。
こんな美味しいキッシュは食べたことがない!
でた!スペシャリテなペルシュウ(熟成生ハム)は、まずは指でひとつまみからの〜、
ペルシュウお寿司。
スガラボ米を包んで食べるレストランのスペシャリテ。
「はい、では次からがお手元にお配りしてあるメニューですよ」
と言う、須賀シェフの言葉にハッとなる。
ここまでの4品全てが美味しく、一皿一皿の完成度が高いので食べていてかなり満たされた気持ちになっていました。(もちろんお腹的には余裕)
この日のお酒はワインペアリングではなく、ロゼシャンパン1本を丁寧にいただくことに。
お料理・本編のスタート。
噴火湾の毛蟹とじゅん菜、トマトがアクセント。
十勝の雪下熟成キタアカリに8種のハーブソース、キャビア。
キャビア量、ハンパなし!と驚いていると、須賀シェフが後ろに。
「僕がカットするから動画にして!これは絶対動画の方がいいから」と。
言われるままに動画で撮りました。
でもブログ掲載は画像でデゾレ…。
(アナログ人間、本ブログの動画アップ方法はわかりません)
シェフがナイフを入れた途端、タラ〜っと黄身が流れ出ましてこのカラフルなコントラストに!
K「綺麗!美味しそ〜」
S「美味しいから!」
K「美味しゅうございます」
気さくな須賀シェフ。
続いて千葉・大原漁港からのアワビをビーフコンソメスープで半分食べ、残りをショウガ肝ソースでいただく。
甘鯛の鱗焼き&賀茂茄子旨すぎ!
薩摩・黒毛和牛のハラミステーキにオーストラリア産の黒トリュフ。
このハラミはすごい!
まるでフランスのバヴェットのようで特にバヴェット好きの夫は半ば昇天?!
そしてすっかり病みつきな特製カレーライスを締めに。
さて、今回もう一つ楽しみだったのが、こちらに就任されたパティシエ成田一世さんのデザート。
申し訳ないことに私はこれまで成田さんを存じあげなかったのですが、パティシエ界のすごい人だと…。
1999年パリの「ステラ・マリス」、「ピエール・エルメ・パリ」「ラトリエ・ド・ジョエル・ロブション」など国内外の名店で腕を磨かれ、2007年「NYタイムズ紙」が選ぶパンとデザート部門のBest of New Yorkを受賞。
2012年帰国は「エスキス」でシェフパティシエをされていた方だと知りました。
この日初対面だったのですが、気さくに色々とお話させていただきました。
その成田さんの最初の一皿は夕張メロンデザート、ミントを効かせたもの。
2品目はアーモンドスフレと山梨の桃「白鳳」。
ココット皿から取り出されたスフレは初めて!
そしてそのお話を成田さんにすると、この技は業界初、成田さんのオリジナルなのだそう。
スフレのテクスチャーは今までに食べたことがない、所謂スフレとはん別次元の食べ物な印象でした。
もちろん粉っぽさなど全くなく、かと言ってただトロトロクリーミーなだけでもない。
スフレでアーモンド味は食べたことがあるようでないフレーバーで、そのへんも地味に見えて派手に心に残るで一皿でした。
食後はマドレーヌやプリンをいただきながら須賀さんのNY話、成田さんのパリ話の面白美味しいお話をお聞きしました。
というわけで!須賀さんのお料理と成田さんのデザートという最強コンビによるコースメニューのSUGALABO(スガラボ)は、私にとっては益々非日常な世界となっています☆

いただいたお土産も楽しみに帰宅。

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