
6月のCOTEAU☆
4月に新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が発令された直後、日頃伺っているレストランからは休業のメール連絡が相次ぎました。
そんな中で予約もしていないのに最も早く、しかもメールではなく、ご丁寧に電話連絡をくださったのが渋谷区代官山のフレンチレストランCOTEAU.(コトー)でした。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/12-1.html )
個人的にはまだ友人たちとのグループでの食事は再開の見通しはなく、夫との外食もなるべく控えてはいますが、贔屓のお店は応援したくお邪魔してきました。
コトーではコロナ対策として、まず入店する前に体温チェック(手首での検温、初めてでした)&手の消毒、席間隔広め(この日カウンター席での食事は私たちのみ)、キッチン&スタッフさんは全員マスク装着でした。
温度が上がる厨房でのマスクは大変だと思いますが、皆さん終始ちゃんとされていました。(写り込んでいる写真のように)
日本・東京以外の状況は直に目にしていないのでわかりませんが、こんな風にしっかりお店側も対策を遵守できるのは日本ならではなのかも?!
諸外国なら「あち〜からマスク外しちゃうよ、味見もできないしね」な感じで適当になってしまうところもあるのでは…と。
日本の日本人の生真面目さ(?)に感心しつつ、まずは冷えたシャンパンで乾杯☆
ワインは食事とのペアリングでソムリエの星野さんにお任せ。
K「ふふふ、あなたはブラン。私にはロゼ。サッとロゼシャンパンなんて出されると姫対応な気分だわ♬」
夫「怖そうなオバちゃん対応だよ」
ほんのり温かいグジェールをパクッと。
今回は最初に生ハムをいただきました。
この薄さが芸術的で、やはりこんな風にいただくには専用の生ハムスライサーが必要です。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/11coteau.html)
夫「生ハムスライサーうちにも欲しいな」
K「うーん、確かにオブジェにもなるか?なワケないだろっ!そもそも生ハム脚1本ないと楽しめないよ」
アミューズ・ブーシュは、初夏らしいアメーラトマトと秋田産のジュンサイ。
この緑の丸いのは何でしょう?
豆かと思いきやキュウリ。
こんな風にさり気ないけどキュウリをボール状にしちゃうあたりは、見た目にも食感的にもユニーク。
続く1皿目の前菜は、香川・山内農園のグリーンアスパラガスと宮城産の竹鶴物語という卵などのこららの食材を使って、
(松田シェフが最後の盛り付け&チェック↓)
作られた一皿は、それぞれの食材が濃厚で体が元気になるようなお料理でした☆
2皿目は、アメリカのチェサピーク湾のソフトシェルクラブをサルサヴェルデソースで。
ソースにはコリアンダーが効いていました。
美味っ!
アスパラガスの緑っぽさにぴったりマッチした白ワイン。
メインは、魚 or 肉のチョイス。
夫は迷わずお肉でスペイン産若鶏。
ワインはしっかりゴールドカラーの樽香も効いた白。
私は、魚で千葉・竹岡漁港の太刀魚。
魚料理ですが、ソースが新ゴボウを使った赤ワインソースということで、ワインは赤。
非常に私の中ではタイムリー!というのも最近気になるドイツの赤ワインがサーヴされたので。
ドイツ語がわからない私にはAlte Reben(アルテ・レーベン)と見てもピンとこなかったのですが、フランス語で言うところの「Vieilles Vignes=古木」。
このワインは樹齢40年の葡萄(ピノ・ノワール)から作られたものだそう。
ピノらしい赤系ベリーの果実の他にバニラやシナモンなども感じられ、とても複雑で美味しいワインでした。
デセールも2種類からの選択。
いつ見てもドキドキワクワクするミルフイユの目の前でのカット。
今月は、宮崎マンゴーとカシスのソルベ。
もう一方は愛媛産ビワと杏仁豆腐。
これいくらでも別腹で食べれちゃう危険度!?
最後はハーブティーとひと口レモンクリームタルト。
久しぶりにお料理とワインのペアリングの妙を満喫するディナーでした。
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パリの1枚。
プランターが気になって欲しいと思ったサボテン。
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