Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリ7区☆Barthélémy(バルテレミー)のチーズ

えせパリジェンヌな私でさえ思う。

しばらくパリを離れただけでめっさ恋しくなるのは、フランス産フロマージュ(チーズ)

パリ暮らし中は週に数回、その日&翌日に食べるものをチーズ専門店かマルシェで選ぶのですが、並んだチーズ達を前に心の中で「ど、れ、に、し、よ、う、か、な♬」状態。

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どうでもいいことですが、この「どちらにしようかな」という子供の数え歌は、かなり地域性があるから面白い。

私が育った地域では、

「どれにしようかな 神様の言うとおり サッポロポンのサッポロポン(のアブラムシ)」

だった。

親世代は「アブラムシ」まで歌ったらしいけれど、私の子供時代は「アブラムシ、ダサいね」とか言って省略。

そしてこの歌は日本だけかと思ったら世界にもあることを知り、ある日フランス人の友人がピケピケと歌い出した時はちょっと驚いて、せっかくなので教えてもらいました。

Pic et pic et colégram, Bour et bour et ratatam♬ Am, stram, gram!

閑話休題、チーズ話☆

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前回のパリ滞在で何度か訪れたのが、7区にある“Fromagerie Nicole Barthélemy”(フロマジュリー・ニコル・バルテレミー)と言うお店。

このブログではすっかりお馴染みのフードコート、Beaupassage(ボーパッサージュ)にある一軒。

とは言えお店が集まる広場に面しておらず、グルネル通り沿いにあるのでBeaupassage(ボーパッサージュ)広場内にあると思い込んで探すと見つからず、です。

(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/le-malabar.html

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小さなお店には所狭しとチーズが並び、圧巻。

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季節柄シェーヴルが一段と美味しそうで♡

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チーズの他にポワラーヌのカンパーニュパンやサブレも売っているところがまた嬉しい。

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そして何より、プージョランのパンも買える!

その昔、旅行で訪れたパリで偶然食べて衝撃的な美味しさに膝から倒れそうになったのが、当時7区のrue Jean Nicotあたりにお店を構えてたパン職人ジャン・リュック・プージョランさんが作るパン。

ある日お店が無くなってしまい、口にする機会は限られたレストランやビストロだけに。

外食でこのパン美味しい!と唸るとプージョランのことが多いので、すっかり私の舌には記憶された味♡

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というわけで、この日はプージョランのパンと一緒に3種類のチーズをチョイス。

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まずは大好きなシェーヴルの中からCrottin de Chavignol(クロタン・ドゥ・シャヴィニョル)

ロワール川上流域、ワインの銘譲地「サンセール」の丘の麓シャヴィニョル村生まれのチーズで、馬や羊の糞という意味の「クロタン」から名前がついたという説とチーズの型が素焼きのランプ“Crot”に似ていることからついたという説があるコロっとした小さめなチーズ。

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それをフライパンで焼きまして、

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グリーン&アンチョビサラダにオン。

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クリーミーなSaint-Marcellin(サン・マルスラン)。

こちらはローヌ河の東にあるサン・マルスラン村生まれの牛乳チーズ。

熟成加減もパーフェクト、トロっとキメ細やかな口溶けとふんわり香るヘーゼルナッツがたまらん♡

と、これは食後にデザート的に栗の蜂蜜を添えていただきました。

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フランス産じゃないけど自宅ではパスタ料理、イタリアンが多いので食べたくなってしまうのがイタリアの牛乳チーズ“Scamorza”(スカモルツァ)

スカモルツァはビアンコ(白)の他にアフミカータ(燻製)がありますが、今回は香りと濃くが深いアフミカータをチョイス。

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そのままで食べても美味しいけれど、ギリシャやキプロスのハルミチーズのように焼いた方が好き。

お皿に並べる前にフライパンからそのままつまみ食い必至!

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なかなか大きなスカモルツァだったので、生ハムと一緒に焼いたりもして楽しみました。

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しっかりめの歯ごたえが独特、クセになるチーズで、おつまみの他にピザトースト、カプレーゼなどでも美味しくいただけアレンジが効くのもいい。

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と振り返りブログを書きながら、美味しいチーズが恋しくなってきた今日この頃だったのですが、嬉しいことにマダムYさんからパリのお土産に“Quatrehomme”(キャトルオム)の熟成コンテチーズをいただきました♡

(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-617.html

コンテに目がない弟に半分お裾分け。

K「半分カットして保冷バッグに入れておいたからね〜。うちも今晩から楽しみます」

弟&夫「・・・」

夫「おい、、なんでそんな切り方なの?」

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K「え、普通こうじゃないの?」

夫「変だろ。お店では横にカットして売ってるよね…」

K「でもこの方が真ん中と端の違いがわかると思うけど」

と、チーズの切り方は時々悩ましい。

☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
 
<info>
Fromagerie Nicole Barthélemy(フロマジュリー・ニコル・バルテレミー)
51 Rue de Grenelle, 75007 Paris
01 42 22 82 24
 
 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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