
パリ7区☆La Table d'AKIHIRO
「こちらのお店は初めてですか?」
「いいえ。オープン当初に何度か伺ってましたが、今回久しぶりです」
「では当店が魚だけで肉料理がないことはご存知ですよね?大丈夫ですか?」
「はい」
「では、お待ちしております」
K「予約の電話したらそんなこと言われちゃったよ」
夫「じゃ今でも肉料理なしを知らずに行くお客さんも結構いるのかもね〜」
と、数年ぶりにお邪魔したのがパリ7区にあるレストラン“La Table d'AKIHIRO”(ラ ターブル アヒキロ)。
確か以前は、“La Table d'AKI”だったと思うのですが、似たような店名があるからか?今回いただいたショップカードには“La Table d'AKIHIRO”(ラ ターブル アヒキロ)となっていました。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51984782.html)
でも店内は全く変わりなく☆
シェフの堀越昭浩さんもお変わりない様子で寡黙にキッチンに立たれておりました。
以前にも書いてますが、こちらはパリの老舗三ツ星レストラン"L'AMBROISIE"(ランブロワジー)で魚料理担当約20年の経歴を持つ堀越シェフによる魚のコースメニューで肉料理なしのレストラン。
「ランブロワジー」と言えば、今シーズンのキムタク主演ドラマ「グランメゾン東京」の初回冒頭に登場したあのレストラン☆
皮目パリッと美しく焼かれたルジェ(ヒメジ)でスタート。
魚の下にはバジルソースのかかった、ほのかにクミンが香る人参が潜んでいました。
ガスパチョ仕立てのラングスティーヌ♡
ツボ!な大好きな一皿は、相変わらず旨っ(≧▽≦)
このサイズとプリプリ感、普通の魚屋さんではなかなか買えない美味しさクオリティはさすが!と唸ります。
続いてcabillaud(カビョー 鱈)とナス。
ソースはヴェルモットソースだったような…と記憶が曖昧ですが、とにかく美味しくて思わずパンでぬぐってしまうほど。
そして周りを見渡すとみんな同じことをしている。
そしてこれまた以前と変わらぬ光景だと思ったのが、一皿一皿のポーションがやや小さめなので、みなさんパンのおかわりが早い?!
2皿目の魚はturbot(チュルボ 平目)を野菜のソースで。
レストランオープン当初、肉料理が無いことを知らずにやってきたお客さんが何やらゴニョゴニョとちょっとクレームする光景を目にしたことがあるのですが、パリのフレンチレストランに肉料理はあって当然な感覚の方も多いでしょうし、驚くのもわかるけれど…。
でもとにかく私としてはパリ生活中は肉食生活中心なこともあり、こうした本当に美味しい魚料理は感動的で、魚だけのコースという潔さも好きです。
食後のデザートもオープン当初から定番のダコワーズ。
中のクリームが季節で変わるようですが、この日はフランボワーズでした。
白ワイン1本(銘柄失念)で通した後、お店の方がデザートワインをサービスしてくれました。
変わらぬ美味しさと雰囲気にホッとする同時に、こういう軽やかな料理は体に優しくて最後まで無理なく美味しく食べられる貴重なお店だと再認識しました。
夫「帰りにラーメン食ってく?」
K「・・・」
<INFO>
La Table d'AKIHIRO
49,rue Vaneau 75007 Paris
01 45 44 43 48
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