
Azzedine Alaïa, couturier collectionneur ☆
Palais Galliera(パリ市立ガリエラ宮モード美術館)で開催中の『Azzedine Alaïa, couturier collectionneur』(アズディン・アライア、クチュリエ・コレクター展)へ行ってきました。
いつ来ても素敵!とときめくガリエラ宮。
約10年前、同じ場所で鑑賞したアライア展の記憶も蘇る。
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でも本展は、アライアのドレスを展示したものではなく、2017年に亡くなったデザイナー Azzedine Alaïa(アズディン・アライア)が長きに渡って築いた彼のユニークなコレクション、約140点を公開したもの。
会場に入るとまずは、Cristóbal Balenciaga(クリストバル・バレンシアガ)の真っ黒なドレス。
アズディンのオートクチュールの歴史に対する関心、情熱は、1968年のバレンシアガのメゾン閉鎖がきっかけだったと。
バレンシアガのオートクチュールの作品を収集し、研究し、ファッションの豊かな遺産を探求するようになったそう。
そのコレクションは、時代を超えて19世紀末のオートクチュールからアレキサンダー・マックイーン、コム・デ・ギャルソン、ヨウジ・ヤマモトといった現代デザイナーまで。
誰もが知る有名デザイナーから復活ブランド、現在はもう無くなってしまったものと多岐にわたる。
ジャンヌ・ランバン、ジャン・パトゥー、マダム・グレ、ポール・ポワレ、ガブリエル・シャネル、エルザ・スキャパレリ、クリスチャン・ディオール等々。
そもそもアライアファンとしては、好きなものが重なる気もして「これ、いいですね!」と思わず唸るドレスの数々。
中でも特に好きだったり、気になるブランドとしてじっくり眺めたのは「JeanPatou」( ジャン・パトゥー)。
かわいい花柄のドレスは今でも着れそう、着たい!
どこまでもエレガントなChristian Dior(クリスチャン・ディオール)。
その存在を知ってから大ファンのMadame Grès(マダム・グレ)。
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こういったモードな展覧会へ足を運ぶたびに、時代は古くても、そのファッションには古臭さが感じられず、今でも素敵に、今でも着たいと思わせるスタイル美にうっとりさせられます。
Azzedine Alaïa(アズディン・アライア)のデザイナーとは違った、コレクターとしての側面を垣間見る展覧会でした。
また、只今アズディン・アライア財団で開催中の「ALAÏA/GRÈS」展にも足を運んでみたいと思っています。
******K子のつぶやき******
今年のガレット・デ・ロワ@自宅で、フェーヴが出たのは最後の最後。
しかもそれは夫が引き当てました。
K「どんなフェーヴ??そういえば今回全くフェーヴをチェックしないで決めたガレット・デ・ロワだったから」
夫「これ...」
K「え、、まさにフェーヴ(空豆)なフェーヴ」
それは、真っ白な空豆型のもの。
夫「最後の最後に出てきたわりには、なんかつまんないフェーヴだったな」
K「ま、でもちょっと歪なハート型にも見えて可愛い&シュールでいいわ♡」
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