Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

ALAÏA展♥アライアの魅力

秋です、パリです、モードです!

という訳で昨日に引き続きモードな展覧会について綴りますよっ♥

"EXHIBITION "ALAÏA"(アズディン・アライア回顧展)へ行ってきました。

"ALAÏA"(アライア)は、大大好きメゾン♡

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/alaiade.html

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/alaia-1.html

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場所は9月28日にリニューアルオープンしたばかりのPALAIS GALLIERA

(ガリエラ・モード博物館)

このモード博物館はとても美しい建物で、正面入口から入るとグルっと回廊に

なってます。

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展示スペースは広くはないのですが、今回のアライア展は年代別ではなく、9つのテーマに

分けて代表作70点を展示。

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当然(!)カタログブック購入。

では、画像をピックアップしながらアライア展を振り返ります♪

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Azzedine Alaia(アズディン アライア)は1940年頃チュニジアのチュニスの小麦農家に

生まれました。

地元の美術学校の彫刻科で学び、その後仕立屋へ就職。

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その地元の仕立屋さんで働いていた時にクライアントの紹介によりクリスチャン・ディオール

で働くことになり、パリへ。

その後、ギラロッシュでオートクチュールの手法を学びました。

1960年から5年間、ブレジュ家の伯爵夫人の仕立屋兼ハウスキーパーとして働いた際に

パリ社交界に人脈ができ、自身のブランドを立ち上げる時にその時出会った人達が重要顧客に

なったのだそう。

70年代後半はティエリー・ミュグレーの下で働きました。

(↓実際のこの2点のジャージのワンピースは一見普通に見えるも、普通じゃないカッコ良さでした!)

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1980年に独立し、ブランド設立。

80年代のファッション界に一大ブームを巻き起こしたのはボディコンシャス・スーツ!!

(ボディコンという単語が懐かしい・・・。アライアが元祖だったのですねぇ。)

当時の人気スーパーモデルのナオミ、リンダ、シンディたちはノーギャラでもアライアのショーに

出たいと熱望したいう逸話も。(ギャラはショーで着た服をリクエストしたそう♥)

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90年代に入ってからコレクションの参加をやめ、仕立てにこだわり、顧客を選ぶ経営スタイル

に切り替え、大量生産から手を引きました。

(そんな姿勢に個人的には惹かれます。尊敬します。)

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ジャージ、ベルベッド、皮(クロコもあり!)など素材は全く異なるものなのに、シルエットは

共通するアライアらしいセクシーでカッコいいドレスがいっぱいでした。

しかも古さや時代を感じさせないものばかり☆

で、驚いたのは恐ろしいまでに細いウエスト・・・!素材が伸びるとは言え、とにかく細い。

それらのドレスは、誰でも着れるものではないだけに女性たちの憧れや羨望の的に

なるんだろうな~と。

 

ガリエラ宮の展示を見たらお庭へ出ましょう☆

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案内が小さくフランス語で書いてあるだけなので見落としがちですが、

このガリエラ宮を出て通りを挟んだ向かいに建つMusée d'Art moderne de la Ville de Paris

(パリ市立近代美術館)へ「アライア展」は続きます。

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館内のla salle Matisse(マティス部屋)に、もう少しだけアライアのドレスが展示されています。

アライアもいいけど、このマティスの「ダンス」というタイトルの絵も素敵です。

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ロジェ・ヴィヴィエも最初に彫刻を学んでましたが、アライアも彫刻を学んでいるせいか
 
やはり創造される洋服は彫刻的で、どの角度から見ても美しい☆
 
後ろ姿に一番自信が持てる洋服と言われるアライアの魅力に納得した展覧会でした。
 
おまけはBelle et Bonne ブログで。
 

<INFO>

Palais Galliera, musée de la Mode de la Ville de Paris(ガリエラ・モード博物館)

10 avenue Pierre Ier de Serbie 75016

*アライア展は2014年1月26日まで

http://palaisgalliera.paris.fr/

 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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