
劇場型エンタなFlorilège☆
東京の大好きフレンチレストラン“Florilège”(フロリレージュ)へ。
席に着くと早速川手寛康シェフがご挨拶に。
少し前に南米バカンスから戻ったそうで、そこでまたたくさんの経験と刺激を受けてきたというワイルドなお話を伺い、今宵の料理も楽しみになったところで食事スタート。
ブーダンノワールの黒糖クッキーサンド♡
キレイ&旨っ!
と、クッキーサンド好きとしてこれは味もルックスもツボ(≧▽≦)
Boudin noir(ブーダンノワール)は、豚の血と脂を腸詰にしたソーセージでフランスの伝統的シャルキュトリのひとつですが、初めて見たその赤黒いブラッドソーセージには驚き、しばらく手が出せずにいたのですが、友人のビストロで食べたら美味しくてびっくり!
(↓フランス版Wikipediaより)
小さめにカットしてフライパンで焼いてアミューズに♬
K「ノワールと言ったらニッポンノワール(ドラマ)がなかなか面白い!」
夫「先シーズンの3年A組ドラマともリンクしてるしね」
K「そうそう、レッツ、シンク!」
そんなノワール話をしているところにこれまた見たことがない料理が登場。
手元に添えられた本日のメニューを再確認しても、これが茄子&カニなの?な驚き。
なんだか鉱物、パワーストーンみたい…。
でも実際茄子の中に蟹で黒酢が効いた一皿☆
目の前で骨髄のスープが注がれて完成したのは、
茶碗蒸しとビーフの一皿。
このブログには何度もアップしている“Florilège”(フロリレージュ)ですが、外苑前に移転してからはその空間はオープンキッチンを囲むコの字型カウンターが中心。
目の前で繰り広げられるキッチンの様子はエンターテイメント。
そして最近は益々最後の仕上げをお客さんの目の前で行なう料理が増え、見せる、楽しませる演出に。
エゴマソースをちょこんと添えた鮎とリゾット☆
以前から鮎に合わせるお酒(日本酒以外)ってちょっと難しいと感じてます。
苦味が特徴的だし、ソースによるし…と思っていたら、この料理にはバーテンダーの大場さんがカクテルを合わせてくるところがこれまたフロリレージュのユニークなところ。(奥のグラスはお茶)
と言うわけで、フレンチとは言え多国籍な魅力も盛り込んだお料理たちなので今回もお酒はソムリエール・大橋さんお任せのぺアリングで楽しみました。
中でもこれ好き!とメモしたお酒が芳醇な渡舟「テロワール」太田ノ谷。
テロワール(=土地)なネーミングだけにワインっぽい日本酒。
たぶん私としては今シーズン最後の松茸。
ハリハリな松茸の下に赤ワイン&ポルト酒ソースの揚げ穴子。
中には鶏レバーで濃厚な味わい。
聞き間違いでなければ「国産トリュフ」の載ったスッポンの唐揚げを舞茸ソースで。
そのソースに合わせたかのような山椒のカクテル。
魚料理は、秋刀魚とポロネギをぐるぐる巻いてイクラとキャビア載せ。
新生姜がアクセント。
今回の分かち合うメイン肉料理食材は〜、
なんだこれ…と、しばらくわかりませんでした。
正解は蝦夷鹿☆
添えれたソースは濃厚な栗ペーストと赤ワインの玉ねぎクリームソース。
同じ鹿肉の アッシ・ パルマンティエ付きですっかり満腹。
デザートは、梨と青みかんゼリーでさっぱりした後に生姜のブランマンジェ。
ミルクアイスと仕上げにイチジクのスライスを載せて完成。
最後のアマゾンカカオを使ったデセールは毎回数種類用意され、お客さんごとに違っていたりするので自分にはどんなお皿か?と楽しみ。
ラッキ〜♬と心の中でガッツポーズをきめた、大きな渋皮和栗モンブラン。

温かい栗のスープを注いで完成。
マロンクリームの下にアマゾンカカオムース。
栗好きとしては最後に悶絶♡な幸せ。
見て楽しく、お店の皆さんによる食材やお酒にまつわるお話も興味深く、単に食べる以上のエンターテイメント性を感じる“Florilège”(フロリレージュ)です。
川手シェフによると「傳」の長谷川シェフとの新しいプロジェクト(焼き鳥屋さん?)を準備中とのこと。
それもまた楽しみ♬
***おまけのパリ***
パレロワイヤルの大好きな一軒、ヴィンテージショップ“DIDIER LUDOT” (ディディエ ・リュド)。
わりと頻繁にディスプレーが変わるのも楽しくてチェック。
時を超えても素敵なドレスは目の保養♡
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