
La Parisienne☆Saint-Dominique店
「パリに戻って一番最初に食べたいものは?」
「久しぶりのパリでまずどこのレストランに行くんですか?」
「パリのショッピングが楽しみでしょ〜。何を狙ってるの?」
と、出発前に友人知人から度々質問されたのですが、その度に心に浮かんだのは、食に関してはファンシーなレストランとか特別な料理ではなくビストロ&カフェ飯な家庭料理だったり、マルシェで旬を感じてその食材を楽しみたい!
そして物欲も湧かず…と答えました。
特別なことを求める気持ちはなく、今回はパリに行けるだけでハッピー。
なんでもない日常を丁寧に暮らして幸せを感じたい、そして友人との再会を喜びたい、それに尽きるという感じで。
という訳で、パリでのいつも通り(Comme d'habitude)をひとつずつ取り戻していくのだっ!
まずは朝ラン@セーヌ川沿い。
朝が暗い…8時近くになるまで薄暗いけれど、この暗さが秋のパリだったな…と思い出す。
でもこうしてまた走れる日がきて本当によかった、イエイっ♬と朝から元気です(今のところ)。
そして帰りはブーランジュリに立ち寄って朝食用のパンを調達。
朝から焼きたてパンを求められることがこんなに幸せなことだとコロナ前はあまり感じていなかったものね…と独り言。
そして向かったのは、この界隈の人気店。
店内は5、6人のお客さんが並んでいました。
あれ?でも何かが違う、どこかが違う。
改めて店名を確認すると(大きな車が止まっていてよく見えませんが)コロナ前と変わっている!
以前は、このお店は「Nelly Julien」というお店でした。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/2018-3.html )
それがここ数年間でパリ市内に店舗が増えている『La Parisienne』(ラ・パリジェンヌ)というお店に。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-87.html)
『La Parisienne』(ラ・パリジェンヌ)は以前からあるお店で、それこそ私がパリ暮らしをスタートした当初からあり、語学学校帰りに度々立ち寄っていた馴染みのあるお店であると同時にコンクール入賞の常連店。
今年もバゲットコンクールでは3位だったようですね。
美味しそうな香りを放ちながらクロワッサン登場☆
この焼きたてをいただくのは決まりだ!と思いながら店内をザザッとチェック。
先日のブログでも書いた4時のおやつでお馴染みの「パン・スイス」もある〜。
こちらでは「pepito」(ぺピート)の呼称。(左下)
お店を出ると日の出、空が明るくなっていました。
家に帰るまで待てない、食べたい!
K「食べていい?セーヌ川見ながら食べましょっ!」
夫「ダメ。飲み物ないし、手も洗ってない」
K「・・・。」
確かにお金も触ってるし、消毒ジェル持ってないし…。
コロナ前なら絶対つまんでいたけれど、ここはグッと我慢で帰りました。
そうと決まれば一目散、ダッシュ!!いい朝ランになるぜ〜。
まずはクロワッサン☆
パリパリパリ、ホロホロホロっと食べて溢れた表面、中はもっちり。
バターのリッチ感がハンパないわ!とパリに戻って初クロワッサンを貪る。
Croissant aux amandes(クロワッサン・オ・ザマンド)。
ずっしり重め。
この重さがやはりパリのクロワッサン・オ・ザマンドなのだ。
クロワッサン生地を使って焼き上げたマフィン「Cruffin」(クラフィン)。
しかもL' exceptionnel(レクセプシォネル=特別な)なネーミングは目を惹く。
クレームを選びました。
中には、ぽってりなカスタードクリーム入り。
美味しい…!
Pain aux raisins(パン・オ・レザン)。
これまたその大きさ、重量感、食べ応えがフランスサイズ。
朝から美味しいパンが身近にある幸せ。
初心に返る気持ち、パリのComme d'habitude(いつも通り)をひとつずつ噛みしめながら久々のパリ生活がスタートしました。
それにしても今回のお店も然りですが、コロナのビフォー・アフターでお店の入れ替わり、閉店の多さをあちこちで感じています。(びっくり〜)
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