
ノープランでMusée du Louvre☆
つくづくルーヴル美術館(Musée du Louvre)って大きいよね〜。
1793年から美術館になったものの、元々は要塞だったことを感じます。
年パス片手にGo。
特にお天気がパッとしない日などはこうしてブラっと出かけることが多い。
広大な敷地なので美術館の入口も複数存在ですが、混み合うのは中央のガラスのピラミッドなので、そこは避けてカルーゼル・デュ・ルーブルからがマイルール。
相変わらず空いてる〜と、サクッと下に降りて館内へ。
お馴染みの逆さピラミッド。
美術館入口付近にあって鑑賞前後に便利な『Caffè Concerto』(カフェ・コンチェルト)。
昔一度お茶をしたことがありますが、メニューはイタリア料理をベースにしていて、ケーキやペストリー、軽食。
朝からケーキがペロっと食べれる私としては、ガラス越しに物欲しそうに眺めてしまった...。
さて、今回は何を観よう?
実は特別展など特に目的もなく、ただぶらりとやってきたのでした。
でもそんな日が私にとっては、パリ暮らしを実感する贅沢パリ時間☆
あら?こんな所にこんなスペースが。
自由に座ってくつろいでOKらしい。
この約20年間で何回訪れたかわからない美術館ですが、それでもまだまだ知らない作品はあり、改装されたりで初めて?なスペースや展示に何度来ても飽きることのないミュゼ。
というわけで、当てもなくブラブラ鑑賞スタート。
Saint-Martin(サン・マルタン)、英語だとセント・マーチンの生涯を描いたタペストリー。
あなたは誰?と思ったその人は、Charlemagne(シャルルマーニュ大帝)。
パリで初めてその騎馬像@ノートル・ダム大聖堂で見た時、その威厳、カッコよさに見惚れたお方。
世界史でカール大帝と覚えていたその人が、フランス語ではシャルル(Charle)、シュルルマーニュ(Charlemagne)なことを知って納得。
更にラテン語ではカロルス(Carolus)、スペイン語ではカルロス(Carlos)、英語ではチャールズ(Charles)になるなんて別人に感じてしまう...。
キリスト教と王権を結びつけたことで、中世ヨーロッパの政治秩序を築いたシャルルマーニュ大帝は、「ヨーロッパの統合」を初めて意識させた王☆
ヨーロッパの父と称された王様は、今のEUをどう見ているだろう...。
この冠もシャルルマーニュ大帝のもの。
身長が2メートルぐらいあったらしいけど、頭は小さめ。
モデルのような頭身バランスだったのかも?!
騎馬像からは戦士のイメージが強いけれど、剣で国を広げただけでなく、文化の保護者として学問と信仰で国をまとめた人物でもあることをこの日改めて知りました。
中世のものなのにモダンにも感じる陶器。
この人、キレイ。好きな顔。
そんな気ままなブラブラな鑑賞は必死に観よう、感じようとしないのでリラックスで疲れない。
外の眺めも鑑賞の一部、時々遠くを見るのは目にもイイ。
適当に歩いていたら辿り着いたのは、久しぶりのLa galerie Médicis (メディシスのギャラリー)。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/vie-de-marie-de-medicis.html )
以前にも書いているので説明割愛ですが、いつ来ても空いてる〜、落ち着く〜なお気に入り展示コーナー。
ルーベンス(Peter Paul Rubens)といえば、つい最近1613年に描いたキリストの磔刑の絵が、昨年9月にパリ6区にある私邸で見つかったことがニュースになっていましたよね。
その作品は、11月30日にパリ近郊のフォンテーヌブローにあるオゼナのオークションハウスで競売される予定だそうですが、予想落札価格は?!
連作な大作を鑑賞してすっかり気持ちは満たされた感☆
またブラっとノープランで気負いなく気ままに訪れましょう♬
*****A Little Side Note*****
お、これは美味しそう!と買ってみた。
トリュフの香る昆布、佃煮。
ホカホカごはんに乗せたら無限に食べれそう。
新米も待ち遠しい実りの秋☆
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