Poisson nobleとPoisson bleu☆
結婚前はお肉より魚好きでした。(説得力無しな絶賛肉食生活中…)
日本海の海の幸と言えば、赤身より白身魚。
そんなこともあり、圧倒的に白身魚を食べて育ちました。
(以下この夏の美味しかった白身魚料理をアップしながら↓)
パリ暮らし中は手軽に美味しくいただけるのが魚より肉なので、自宅ではお肉の方をよく食べますが、その反動もあって日本はつくづく季節毎に本当に美味しい魚がいただけるのが嬉しく、感激すること度々。
タイ、ヒラメ、カレイ、タラ、スズキ、アンコウ、キス、サヨリ、アナゴ等々、基本的には白身魚はなんでも好き!
日本では料理のジャンルに関わらず、魚の扱いに長けた料理人さんが多い印象です。
一方、その昔パリのビストロで、魚をほとんど食べずに育ったと言うマッチョなシェフが初めてトライしという魚料理は、残念な味だったことを思い出してしまいました…。
パリではレストランの魚料理は差が大きいと感じてます。
お鮨屋さんに行っても嬉々といただくのは、白身魚です。
一番好きな魚といったら「フグ」、食べ方はテッサ♡
K「この前ね、フランス料理本を読んでて知ったんだけど、どうやら私はかなりのPoisson Noble(ポワッソン・ノーブル)派。ノーブルなんてまさに私にぴったりだと思ったね、ぐふふ♡」
夫「・・・。」(目を細めて無視)
夫「どういうこと?」
K「フランスで高級魚とされる真鯛や平目のことをのpoisson nobleって言うんだって。実際、レストランでお目見えする真鯛や平目料理って高価で、プレゼンテーションもなんていうか肉より繊細上品な印象」
夫「確かにパリの魚は高い」
K「それに対して、あなたはポワッソン・ブル(Poisson bleu)」
夫「・・・。」
K「意味想像つくでしょ。言葉のままに青魚。サバ、イワシ、ニシンとかの庶民的な魚。ハーリング(オランダのニシン料理)とか大好きだよね。私は今もニシンは積極的に食べないし(↓)」
夫「ノーブルも好きです、ドーバーソール!」
K「じゃ〜、今日はあるかどうかわからないけどドーバーソール狙いで行ってみます」
と向かったのは、すっかり御用達な魚屋さんとして通うようになったパリ7区にある『La Sablaise』(ラ・サブレーズ)。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/la-sablaise.html )
(ここから以下はパリ画像)
平目はあるけれど、ドーバー産ではない。
そしてやはり他の魚に比べると高めで、今のレートでは、1キロ9,000円ぐらい。
レストランで食べたら…と、こんな時だけ暗算は得意?!
平目を買うか否か考えながら他に目をやると生牡蠣が。
岩牡蠣がやや苦手な私は、フランス産の牡蠣の方が好きで、これからの時期は楽しみにしてる食材のひとつ。
店「マダム、今日も美味しくできてるよ〜」
K「それください!」
その声に反射的に応じてしまった…。
そうそう、こちらのお店は鮮魚以外にも、それらを使って作られたお惣菜、一品料理も美味しいのでした。
と言うわけで、肉厚な鯛のローストを買い、キッチンで温め直すとフワーっとハーブの良い香り。
自分が作ったていでボナペティ!
出来合いを買ってきたことは、バレバレ…。
その前に生牡蠣をアミューズに。
ポワッソン・ブルなイワシのマリネを前菜に。
それにしてもこのお店のイワシは、いつも大きく立派で美味しく、ノーブルな存在☆
*****おまけのジャポン*****
ちょっと飽きたかも…と思っていたコンビニスイーツな「どらもっち」ですが、ゴディババージョンとなると抗えず。
ARCHIVE
MONTHLY