プルースト気分で☆
夫「何それ?バッグみたい」
K「ほんとクラッチバッグみたいだよね〜」
そんな一見バッグに見えてしまうこちらは、Sさんにいただいた“DAMMANN Frères”(ダマン・フレール)の紅茶の詰め合わせボックス。
“DAMMANN Frères”(ダマン・フレール)と言えばマレ地区のお店に行くことが多かったのですが、サン・ジェルマンにもお店があったとは気がつきませんでした。
(関連ブログ・画像無→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51706354.html )
小さめな店構えですが店内は見やすく、左岸、サン・ジェルマンエリアのパトロール時にぶらっと寄れるのが嬉しいロケーション。
さて、紅茶といえば「マドレーヌ」。
フランス人小説家 Marcel Proust(マルセル・プルースト 1871〜1922)の代表作「失われた時を求めて」(À la recherche du temps perdu)は、いつか読もう、読まねばと思いながら未だに読んでませんけど…。
その小説冒頭のマドレーヌを紅茶に浸して香った香りから幼少期の思い出が鮮やかに蘇るというシーンがあまりに有名で嗅覚や味覚から過去の記憶が蘇る「プルースト効果」についてはこのブログでも何度か書いてますが、五感の中でも香りや味はつくづく感情に強く響く感覚なのだと思います。
と言うわけで、「ダマン・フレール」の紅茶と一緒にいただくべくマドレーヌを求めて。
改めて思ったのは、好きだからという理由もあるけれど、パリ暮らし中に目にしない日は無い(?)ぐらいにマドレーヌは毎日私の視界には入ってきます。
最近食べてないけれど、“Gilles Marchal”(ジル・マルシャル)のマドレーヌは美味しのよね〜と、グランド・エピスリー(ボンマルシェ )でトリュフ風味のマドレーヌを発見。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/gilles-marchano.html )
K「問題です。このトリュフマドレーヌは1個いくらでしょう、か?」
夫「4.5 ユールぐらい」
K「・・・。つまんないな〜、ほぼあたり。正解は5ユーロだから日本円だと600円ちょっとね」
私にはマドレーヌ1個が600円と言うのはなかなかに驚くところなのですが、パリの物価や名店のトリュフ入り(ちなみに1%)となればそんな感じ?!
大事に食べないとね…と買ってはみたのですが、まだ食べてません。
とりあえず今日のおやつは、近所の特別有名店でもないパン屋さんのマドレーヌ。
ごくごく普通のマドレーヌだったのですが、しっとりとバターの風味も豊かで好きでした。
30年後ぐらい?おばあちゃんになった頃に紅茶&マドレーヌを食べたらきっとこのパリの日々を思い出すに違いないプルースト効果です☆
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