
ル・ゴロワ フラノ☆
今回の富良野スキー旅行で真っ先に予約したのが「ル・ゴロワ フラノ」というフレンチレストラン。
「ル・ゴロワ フラノ」は、かつて東京・神宮前にあった人気店「ゴロワ」が前身で、2018年に北海道富良野に移転。
倉本聰氏が店舗デザインおよびメニューの監修、店舗の命名、ロゴデザインまで関わったのだそう。
今回の富良野滞在最後の夜に伺いました。
今年は北海道でも雪不足と言われる中、私達としては十分に滑ることができ、天候にも恵まれ、怪我なく初滑りを終えて(まだ翌朝が残ってるけど…)乾杯☆
シェフは大塚健一さん、サービスは奥様の敬子さん。
神宮前にお店があった頃に一度レストランに伺ったことがあるものの、ちょうどその頃から私達の海外生活が長くなりほとんど日本にいなかったのでそれきりになってしまったこと、こうして偶然にもこの地でまた食べることができるとは嬉しい!
そんなお話からマダムの敬子さんにご挨拶。
座ったテーブルからの眺めは夏場は愛馬達を放牧する馬場、そしてその先には遠くに富良野の街の灯(←写りませんでしたが…)。
敬子さんは大の動物好き。
特に馬が好きで初めて馬の香りを嗅いだ時にとても懐かしい気になり、心がキュ〜っとなったのだそう。
馬好きが高じて北海道・酪農学園大学で学んだお話や現在は4頭の馬を自宅で飼っていて、夏はこのレストラン前の馬場に放っていると!
そんな日々の馬のお話からフランスのジンガロや乗馬、フランス人にあるある話と話題は尽きず、いろいろなお話を伺いながら東京時代から続くゴロワのスペシャリテ料理のコースをいただきました。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/ex-anima-1.html )
ワインはイタリア・プーリア州の赤、ネグロアマーロ100%の“Tersesamanara”をチョイス。
まずは、北海道の大地の恵みたっぷりブイヨンスープ。
なんとも優しく、ジワジワっと染み入る美味しさ。
旬菜 ル・ゴロワサラダ☆
日本のサラダのイメージではなく、これだけでメインになりそうなフランス的ボリューム。
豊富な葉野菜、根菜の中に厚岸産牡蠣のベーコン巻きや、
ホタテのソテー、
タラバガニのフライ、
鴨肉のパイ包みなどなど(まだまだ色々)出てくる出てくる、まさにサラダの玉手箱や!状態をシェアではなく一人一皿。
どんな食材がどんな味つけ、スタイルで隠れているのか?と、とても楽しく美味しく食べ応え大でした。
すっかりお話も弾んだマダム敬子さんは、グレーのパンツスーツをスッキリ格好良く着こなした美人。
生まれも育ちも東京目黒という都会っ子。
そんなマダム、ご夫妻が北海道に移転されるまでの色々と、今は馬4頭、猫4匹、犬2匹とテレビもない生活なのよ〜、世の中の事情にとんと疎くなって…といった話は情報過多で知らなくてもいいことを知らされたり、気持ちがザワザワしたり、なんだかなぁ…と感じがちだった私には別世界でとても興味深いものでした。
人参のクーリー、坊ちゃんカボチャかゴボウのポタージュの中からそれぞれカボチャとゴボウを。
メイン料理にエゾ鹿肉のグリル☆
柔らく、ジビエ特有の臭いもなく鹿とは思えぬ赤身肉で食べやすく、スパイシーなソースがイタリアの赤ワインとよく合いました。
「星空の黒牛」と名づけられた地元のロース肉のグリル。
これまた噛むほどに美味しい和牛。
雪景色を見ながら美味しい食事とワイン、一瞬ここはヨーロッパの雪山リゾートみたい♬
食後にいただいた、パティシエールでもある敬子さんのデザートがまた美味くしてたまらん♡
スペシャリテ「グレープフルーツのプリン」は、甘み、苦味、酸味のバランスが絶妙で、一見シンプルですがグレープフルーツのワタを使ったり、見ため以上に手間暇のかかるスイーツなのだそう。
その昔、私が妄想した憧れフレンチレストランには料理一筋、頑固一徹なシェフがいて、接客・サービスには女将然としたエレガントで美しいマダムがいる、そんなレストランでした。
(案外そういうバランスのレストランって少ないのよね〜)
今回シェフとお話はできませんでしたがマダムにお会いして、「ル・ゴロワ フラノ」はまさにそんな妄想レストランのようでした。
敬子さんご夫妻は、60歳を区切りに改めて思いきり仕事をしたいと北海道へ移住したそうですが、私もこれからの人生で年齢を言い訳に諦めることなく、夢や目標を持って50歳、60歳を迎え生きたい!とそんな刺激もいただいた富良野スキー、最後の夜でした。
と、しみじみしている傍らで、、
夫「見て見て!!いいね、降ってるね〜!明日の朝、最後にいい雪で滑れそう♬」
K「・・・。」
スキーで頭がいっぱいの我が家のスキー部長。。
***おまけのパリ***
2019年が終わります。
今年このブログを訪れてくださった方々に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
私にとって2019年はめでたく幸せなことと、突然の別れ・悲しい知らせが交互にやってくる慶弔続きの一年で気持ちのアップダウンが激しく精神的にはいつになく疲れた年でした。
来たる2020年は穏やかに丁寧に心豊かに過ごせたら…と願っています。
皆様におかれましても、健やかで笑顔溢れる幸せな一年となりますように。
そして相変わらずなブログですが、引き続きよろしくお願いします。
良いお年を☆☆
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