
コレクション展☆かわいい!かわいい?
こんな時だけにカワイイものには一段と心癒され、寄り添いたくなるニャ。
と、スーパーに買い物に行く途中に日向ぼっこ中だった気持ち良さげな猫に出会って思いました。
そんなカワイイ繋がりで、今日は某月某日に鑑賞した『コレクション展Ⅲ かわいい!かわいい?』展について。
それは新潟市美術館で『蔵出しコレクション 草間彌生 + アメリカに渡ったアーティストたち』展を鑑賞した際に同時に開催していた展覧会です。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1140.html )
“Kawaii”という単語はすっかりパリにも広まり、ブティックなどで試着したり、商品を見ていると「そのローブはKawaiiです!」と説明されることも珍しくない今日この頃。
フランス語訛りの「かわいい」を初めて聞いた時はちょっと驚きましたが、今では使う人も増え、ワールドワイドに「かわいい」という言葉が持つ意味と汎用性はどんどん広がっている気がします。
本展は、私達日本人としては昔から慣れ親しんだ言葉「かわいい」の多彩で魅力的なイメージを探る展覧会でした。
『コレクション展Ⅲ かわいい!かわいい?』展、その概要は。(オフィシャルサイトより)
誰もが、愛らしい子どもや動物たちの事をかわいいと感じるでしょう。
美術作品においても、これらをモチーフにしたものは多くの人に愛され、親しまれています。
それでは、私たちは他にどんなものを「かわいい」と思うのでしょうか?
抽象画のように明確なモチーフをもたない作品であっても、明るい色彩や丸みのある形、やわらかい質感から「かわいい」印象を受けるかもしれません。
また、懐かしさを感じるもの、ほがらかなユーモアあるものなど、心を和ませる作品もどこか「かわいい」と似た感情を覚えます。
さらに、反対語ともとれる「気持ち悪い」という言葉と混ざり合った「キモカワ」という言葉までもが存在していることを考えると、「かわいい」のイメージは多様で複雑と言えるでしょう。
「かわいい」の語源は「かほはゆし(顔映ゆし)」。
それが「かわゆし」、そして「かわいい」へと変化していきました。
平安時代までさかのぼるこの表現は、意味を少しずつ展開させながら日本に生きる私たちにとってごく身近な言葉として、現代でも多用されています。
<子猫ちゃん 櫻井尚>
<静物あるいは瞬間 倉石隆>
<幼年の時間1 牛腸茂雄>
<作品 阿部展也>
<黄色いケープ オディロン・ルドン>
<朝日カレンダー>
<湯沢のゲレンデ 中村琢二>
グルッと鑑賞した後は、人気投票。
自分が最もかわいいと思った作品にシールを貼ります。
多くの人のかわいい感覚が垣間見れて面白い投票。
K「シールどれに貼る?」
夫「俺はこれ!」
K「え、それ?!」
夫「ほら、実際人気あるよ。100シールが3個もあるし。君は?」
K「私、これ」
夫「・・・。それのどこがかわいいの??」
K「レトロ可愛い雰囲気。この可愛さは懐かしい感じでいい」
夫「なるほど」
改めて「かわいい」には、人それぞれいろんな解釈ができることを知った展覧会でした。
最後にパリのかわいい子供服☆
パトロールエリアにある一軒だったので、お土産プレゼントにいいかな?と立ち寄ってみました。
(残念なことに2月いっぱいで閉店)
パリの子供服は大人カワイイものも多くて素敵。
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