
暑気払いにソンデコネ☆
暑い日が続く今日この頃、美味しく食べて飲んで生きた(!)フランス語を聞きたく渋谷区松濤のフレンチレストラン“Sans Déconner”(ソンデコネ)へ。
早速冷えた白ワインで乾杯☆
スペイン・カタルーニャのワイン。
お店のマルコさんオススメの、こちらでいただく自然派ワインは初めてのものが多く、味わいもエチケットもユニークなものばかり。
「TANCA ELS ULLS」とはClose your eyesという意味だそう。
目を閉じてゆっくり香りと味を噛み締めたくなるような?
思わずうっとりして目を閉じちゃうみたいな?
飲んだ後はぐっすりでイイ夢見ちゃうとか?
と、そのネーミングとエチケットから想像力が膨らんだカタルーニャワインの味わいは、とてもドライでミネラル豊富。
真夏に、今の季節にぴったり☆
さて、現在のソンデコネはディナーのみの営業で、メニューはアラカルト(おまかせコース可能)。
という訳で、アラカルトで楽しみました。
まずは、粒マスタードたっぷりでパテ・ド・カンパーニュ。
私にとっては今シーズン初めてのガスパチョは、冷たく濃厚でちょっとピリピリする辛味が真夏の太陽なお味!?
メロンにアンチョビ、隠し味的にシトロンコンフィ。
赤いパウダーは、フランス・バスク名物のピマンデスペレットかな。
これはとても意外な組み合わせでしたが食べてビックリし、まだやや硬さのあるメロンの青さとアンチョビの塩け、シトロンコンフィの酸味と甘みが絶妙バランス。
帆立とセロリのタルタル、生ハム乗せに悶絶♡
こちらもおかわりしたいほどでした。
意外性を感じた組み合わせと言えば、この海老とジャガイモも然り。
ジャガイモはソテーされ、海老はほぼ生。
そして上にモリッと乗せられた葉っぱPourpier(ポーピエ)。
「ポーピエ」と聞いてピンとこなかったのですが、和名「スベリヒユ」と聞いて納得。
先月フロリレージュでカツオを一緒にいただきました。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1186.html )
渋谷シェフ曰く、フランスでは(というか賄い料理などでは)とてもポピュラーなPourpier(ポーピエ)。
普通に畑や道端に生える雑草ちっくな野草ですが、ビタミン豊富で抗菌・解毒・利尿作用などもあり、昔から薬草としても利用されてきたものだそう。
(以下2枚の画像はWikipediaより↓)
黄色い花が咲くらしい。
野草らしく、ワイルドに硬そうな葉っぱに見えるのですが、今回いただいたものは葉が小ぶりで舌に残る感じなどなく柔らくクセもなく(少し粘り気があり)食べやすい印象でした。
赤ワインもマルコさんのオススメを。
(自然派ワインは頭に記憶スペースがなく、画像で記録…)。
セパージュ(葡萄)はガメイなのでフルーティーな中にも青さがあり、スベリヒユや続く肉料理に合うワインでした。
お肉はビーフと迷って鶏モモ肉コンフィ、ヨーグルトミントのキュウリ添えをチョイス☆
最後はコンテチーズ。
久しぶりに食べた本当に美味しいと感じるコンテでした♡
そして食後のカフェを楽しみながらカウンター脇に貼ってった似顔絵に和む♡
渋谷シェフの息子くんが描いたもの。
(よく特徴を掴んでるよ〜)
暑くてバテバテ(と言っても私は特に変わりなく、バテ気味なのは暑さに弱い夫のみ)の中、美味しくいただきパワーチャージで元気復活、暑気払いディナーとなりました。
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パリの1枚。
落書きアート☆
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