Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

あの感激をもう一度☆

栗が好きで毎年この時期にクリクリ!

と騒いでいるのは我が家では私だけだったのですが、今シーズンは夫も気になるようで、

「あれがカワイイ♡食べたい!」

と、ここ最近見る度に言うので買いました。

セカンドハウスに向かう途中にあるサービスエリア内のパン屋さんで売っている「イタリア栗のクリームパン」。

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K「これ、カワイイ?」

夫「カワイイよ!栗の形だよ。しかもクリームはイタリア栗」

パンなど撮ったことない夫が、この上下2枚を撮影。(驚いた)

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夫「イケる♡」

ちょっといただいてみると、確かにマロンクリームがいい塩梅。

昔ながらのクリームパン好きでマロン好きならツボかも。

そして思うに、こうしてすっかり夫が「栗」に魅了された理由は、先月のAAご夫妻のセカンドハウスでいただいた、囲炉裏ピットでの『焼き栗』の超絶な美味しさがきっかけではなかろうか。

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1247.html

K「うちでも焼き栗やる?」

夫「やる、食べる!!」

と言うわけで、あの感激をもう一度!と『村松の栗』を用意。

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『村松の栗』は、新潟の栗で先日アップした里芋「帛乙女」と同じく五泉市の名物。

新潟は栗の産地としては大きくはないものの、五泉市の旧村松町は栗栽培の歴史が古く、名産地。

栗の収穫は9月からですが、特に味が美味しいとされる中生・晩生品種は10月頃から収穫し、それを低温貯蔵で熟成させ、更に甘みが増したものを11月に出荷しているそう。

K「じゃ、焼きますか。うちじゃ炭火焼きはできないから普通にオーブンかトースターだね」

夫「ちょっと待った!焼く前に低温60度で茹でると旨味が増すらしい」

K「面倒だな」

夫「低温調理マシーンにセットすれば簡単♬」

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という訳で、低温調理器具BONIQを使って60度で1時間茹でました。

K「問題は切り込みです…」

夫「マダムAは、栗の側面をグルッと1周する感じで切り込み入れたよね?」

K「え?そんな感じじゃなかったと思う。そもそもそんな切り込みは普通は無理だと思うけど」

夫「マダムは普通じゃないよ。何かワザがあるとか、栗専用器具を持ってるのかも?」

K「私の記憶だと栗のお尻に切り込みがあったと思う」

夫「そんな覚えはないな。だってパカっと割れて、渋皮も全然つかないで栗まるごと出てきたんだから何か特別なワザがあるはずだよ」

K「お尻に一文字に切り込みだったと思うけどな〜。ただそうだとしても、一番硬いとこに切り込みを入れる自信がない。指を切りそう…」

夫「間違いなく怪我します、君の場合」

K「じゃ、どーすんの?」

夫「普通に真ん中に切り込みだな」

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更に「1」と入れるか「一」と入れるかもあーだこーだ揉めた結果、無難な「1」に。

トースターで焼くこと20分。

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甘い香りが漂い、蜜のようなものが滲み出てきました。

この後更に10分焼きました。

K「じゃ、パカっといきますか!」

夫「いただきまーす♬」

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夫「パカっと割れないんですけど…」

K「ホントだ…全然無理。やっぱり切り込み位置が違うから?」

夫「もういい!スプーンで食う!!」

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結局ほとんどの栗はこうしてスプーンでほじって食べました。

でも数個は、パカっと殻が外れるように割れ(渋皮もつかず)栗丸ごとお目見え。

その味は、先月食べた絶品焼き栗に並ぶ美味しさでした。感激再び♡

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そんな自宅での焼き栗話をパティシエールUさんにしたところ、数日後彼女が和栗のモンブランを作ってくれました。

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メレンゲを使わず、底にはイタリア栗粉で作ったスポンジ生地(画像ではよく見えませんが…)。

その生地は香りが良く、軽く、それだけでも美味しく、その上にたっぷりの和栗のクリームと渋皮煮というストラクチャー。

甘過ぎず、栗本来の甘味と香りを楽しめる美味しいモンブランに感激♡

IMG_1347.jpg今シーズンの栗スイーツ、まだまだ楽しんで感激したいものです。

****************

パリの1枚。

ナッツやシード、ドライフルーツは、マルシェで量り売りで買うのが楽しい。

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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