Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

マリー・ローランサンとモード☆

Marie Laurencinファンとしては、これはミスできない!と思っていた『マリー・ローランサンとモード』展を会期終了ギリギリに滑り込み鑑賞してきました。

場所は、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/marie-laurencin-1.html

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1920年代のパリで活躍した女性画家マリー・ローランサンの回顧展であるだけでなく、パリ・モードの世界を堪能できる展覧会ということで楽しみにしていました。

展覧会の見どころは、公式サイトをご参照ください→ https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_laurencin/

撮影OKなフォトスポットは、エントランスと最後のエピローグ(ローランサンの色彩のコーナー)で展示室内に2か所。

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というわけで、作品画像は公式サイトより引用しながら個人的に印象的だったものを。

普段ぶらっと美術館パトロール@パリで観ている作品たちがここ東京にやってきた!

まるでよく知る先輩マダムと再会したような、彼女たちが東京に遊びに来たようで嬉しくなりました。

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/marie-laurencin.html

<ピンクのコートを着たグールゴー男爵夫人の肖像>

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<マドモアゼル・シャネルの肖像>

シャネルの依頼で描かれた肖像画ですが、その出来上がりに満足できなかったシャネルは描き直しを要求、それをローランサンは拒否、シャネルは作品の受け取りを拒否をしたのは有名な話。

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今回知ったのですが、シャネルとローランサンは共に1883年生まれで同い年。

今に伝わるエピソードからは、二人はお互いの才能を認めつつも性格的にはあまり気が合わなかったみたい?!

パリ出身のローランサンの「(シャネルなんて)あんなオーベルニュ地方出の田舎娘」呼ばわりに思わず苦笑い。

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<ガブリエル・シャネルの帽子>

帽子デザイナーとしてそのキャリアをスタートしたココ・シャネル。

それまで帽子と言えばモリモリっと過剰な装飾が施されていたものと真逆なシンプルなデザインは瞬く間に評判に。

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20世紀の女性のファッションに欠かせないアイテムだった「帽子」。

そこでローランサンも帽子を被った女性をたくさん描いていますが、彼女が描く肖像画は似たような顔になるので、帽子をはじめ身につけるスカーフ、ネックレス、リボンなどのトータルファッションでモデルの差別化をしたそう。

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本展ではドレスの展示は多くはなかったのですが、これ素敵♡とその作品前で最も長い時間を過ごしてしまったのは、美しいバイアスカットを駆使したマドレーヌ・ヴィオネ のイブニング・ドレス。

この画像ではちょっとわかりづらいのですが、肩からレースのケープがなんともエレガント☆

1930年代のものとは言え、今でも着れる、着たい!と思う素敵ドレス。

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最後のエピローグコーナーは、撮影可なフォトスポットコーナー。

<ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン>

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カール・ラガーフェルドがローランサンからインスピレーションを受けたシャネル2011年の春夏オートクチュール・コレクション。

春爛漫、桜の季節も彷彿なドレス&ツーピース。

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生誕140年を迎えたマリー・ローランサンの画業を振り返ると共に同時代に生きたココ・シャネルの活躍と合わせ、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、マドレーヌ・ヴィオネなどとの関係にも触れながら満喫したアートとモードの展覧会でした。

会期は本日4月9日まで!

<info>
マリー・ローランサンとモード
(*2023年4月9日まで)
Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横)
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
 

*****おまけのパリ*****

友人から届いたのは、自宅のPâques(パック=イースター )のデコレーション。

長年集めているというウサギが大集合。すごい!

Happy Easter\(^o^)/

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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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