
文昌宮☆学問の神様
☆台湾バカンスブログ☆
活気溢れる朝市『雙連朝市』。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1865.html)
「蔬菜水果商」(八百屋)も多く、日本ではあまり見かけない野菜が色々。
空芯菜、マコモ、ヘチマ、ゴーヤ、冬瓜、インゲン、ツルムラサキ、などがよく食べられているメジャーな様子だと感じる。
台湾で一番ポピュラーな野菜って何?
と、日本語勉強中の滞在中のホテルドアマンBさんに尋ねてみると「地瓜葉」というサツマイモの葉っぱだと。
と言っても、サツマイモを収穫した際の葉ではなく、葉を食べるように改良されたものだそう。
ゴツゴツした株から芽が出た「娃娃菜」、細いツルが伸びた「龍鬚菜」、すっかり大好きな「水蓮菜」など野菜チェックも楽しい朝市。
ちなみに画像左下の細長いものは、豆角(ドウジアオ)または長豇豆(チャンジアンドウ)と呼ばれる野菜で、牛肉とXO醤炒めにすると美味しいらしい。
さてそんな『雙連朝市』を歩いていると、突然出会うのが学業の神様で、学問や出世に御利益があるという『文昌宮』。
文昌帝がまつられた廟。
文昌帝は江蘇越州生まれ。聡明で品行方正、道教を篤く信じ、善事を多く行ったことから、歴代王朝にも愛され「北に孔子、南に文昌あり」と言われたそう。
死後、儒教や道教のお手本として、学問の神様として崇められていると。
この台北市文昌宮の御神体は中国大陸から渡ってきた商人が持ってきましたが、商売に失敗し御神体を林に放置。
その後、発見され、それが文昌帝であることが判明。
幾度かの引っ越し再建を繰り返し、1992年から現在の場所に。
人の流れとお線香の煙は絶えず、その人気ぶりを目の当たり。
受験生は受験票を持ってお参りに来るのだとか。
おっ?!こちらは合格したした受験生名簿でしょうか?
文昌帝以外にも5人の神様が祀られていて、それぞれの神様がそれぞれの祭壇に鎮座。
私も受験生だったら、もし子供がいて受験生だったら必死にお参りをするところですが...。
とりあえず、年々記憶力低下がヤバいので、アルツハイマーになりませんように...フランス語と英語が日々ちょっとずつで良いのでどうか上達しますように...!できればドイツ語もメニューぐらい読めるように...と祈願。
せっかくなので参拝方法を調べてみました。
①お供え物には赤紙を張る
②受験票と使用文具、当日着用する衣服をお供え物と共にテーブルの上に置いて参拝
③蝋燭に火を灯す
④神前へ行き、お茶、お酒を供える
⑤お線香に火を点け(1本または3本)、神を迎えるよう祈願
⑥お線香の1/3が燃えたら、両手で金紙を持ち3回拝んで燃やす
⑦燃やし終えたら受験票とそのほかの持ち物や身に着けるものを3回炉にくぐらせる
いろんなお供物があるのですが、それぞれに意味があると。
勤勉のセロリ、計算のニンニク、知性、知恵、聴力、視力のネギ、合格の肉まん・ちまき・キンカン、吉兆の蕪、幸運の大根、富と繁栄のキンモクセイの花など。
そしてNGお供え物が団子や卵類で、それは受験生が0点になることを防ぐため。
また牛肉もNG。それは文昌帝が座っているのは牛の上だから。
もしその牛を食べたら文昌帝が受験会場来れなくなり、手助けできなくなってしまうからだそう。
なんだか面白いよね〜!
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