
Une table à Venise☆
最後にヴェネツィアに行ったのはいつ...?
思い出した、最後は去年!?
なんてそれは、パリ・バスティーユ近くのGrand Palais Immersif (グラン・パレ・イメルシフ)で開催された『Venise Révélée』(ヴェネツィア再発見展)に出かけた時のこと。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1719.html)
でもその展覧会は、ヴァネツィアファンの私には大変興味深く、有意義なものでした。
よく知る風景と知らなかった細部のあれこれ。
海に沈むヴェネツィアは、忘れられた夢のように静かに溶けていく。
運河に映る影は、かつての栄華を囁き、波間に揺れる灯りは遠い星のように儚い。
石畳の路地は水面へと沈み、過去の足音が柔らかく消えていく。
蒼い海は古の記憶を抱え込み、静寂の中に響く鐘の音は、まるで別れの詩のように遠くへと届く。
水の都は、深い青のベールに包まれ海の底で永遠に眠る。
なんて、いつか海に沈んでしまうこの街を訪れると気分は詩人。
コロナ禍前まではほぼ年1で訪れていたのに、すっかり遠くなってしまった水の都。
水位上昇、住民減少などの問題。そしてここ数年深刻なオーバーツーリズムの問題を思うと以前のように気楽に行けなくなってしまった感じ...。
ポジティブに次に行ける日を願い、思いながらこの本を。
これは、昨年の展覧会で購入したレシピ本『Une table à Venise』なのですが、美味しそうな料理、前菜からデザートまで満載で見ているだけで幸せイタリア・ヴェネツィア気分☆
思い出もあれこれ蘇る。
というわけで、そんなレシピ本を参考にグリーンアスパラガス&グリンピース、スペックのリゾット作りにトライ。
グツグツと美味しそうな香りを嗅ぎながら、手早く水分を飛ばす。
カメラ曇る。
リゾットもアルデンテじゃなくちゃね〜。
カジキマグロのソテー、グリーンハーブソースを添えて完成。
リゾットはおかわり自由?!
合わせたワインはもちろんイタリアワイン。
この夏、私が夢中になったがイタリアワインの土着品種Vermentino(ヴェルメンティーノ)。
これについてはまた後日書いてみたいワインネタです。
ヴェネツィアはパスタよりリゾットよね〜と、ワインと共に美味しくいただきました。
そしてまたいつか新鮮な魚介類を使ったリゾットを本場で是非食したい!
その日が来るまでこのレシピ本で。
******プチッとスイス*****
面白い形の山だね〜と見上げた秋晴れの日。
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