再開したパリのノートルダム大聖堂☆
待ってました!
2019年4月の火災から約5年、ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)が、昨年12月8日再オープン。
(関連記事→https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1068.html)
と言うわけで、年明けにパリでの初詣気分で行こうと決めていました。
本当にお久しぶりです!と、まずはたくさんの聖人の皆さんを見上げる。
再オープンに際し入場無料は継続され、モバイルアプリからの予約ができるようになりました。
前日、前々日、当日の30分枠があり、公式サイト(https://www.notredamedeparis.fr/visiter/reserver/)より訪問日2日前にポチッと予約。
混乱、外での待ち時間もなく予約時間にスムーズに入場。
中へ一歩入った瞬間、広がる世界にウワ〜っとしか言葉が出ない、なんとも言葉にし難い感動が押し寄せる!
新しく設置された青銅製の洗礼盤。
また新たに見学ルートも整備され、経路に従って進むので中での混乱がなく、大勢の人が入っていながらもマイペースな足取りで歩くことができました。
まず感じたのは、その明るさ。
内部の白い石材やステンドグラスが徹底的に清掃・修復され、以前のグレーな様子から明るく清潔な印象になり、自然光を活かす照明設計が佳い感じ。
ステンドグラスは、一段と眩く、それをずっと眺めているだけで飽きない美しさ。
内装は白と金を基調としたデザインに刷新され、気品と温かみを兼ね備えた雰囲気が醸し出されています。
屋根の修復には、フランス各地から集められたオーク材が使用され、中世の技術を受け継ぐ職人たちの手作業によって再建されたそう。
聖歌隊席の北側にある歴史的かつ装飾的な壁で、ノートルダム大聖堂の中でも芸術的・建築的に注目される部分のMur nord de la clôture du chœurの木彫りも色鮮やかに甦っていました。
この壁は、聖書の物語を表現した装飾が施されており、中世の宗教美術や建築技術を知る重要な要素の一つ。
キリストの降誕場面を描いた、この時期ならではのクレーシュ・ド・ノエル(Crèche de Noël)ですが、こんなに凝って大がかりなものはなかなかお目にかかれない。
さすがノートルダム!
火事鎮圧に大活躍された消防士のヘルメットを見つめると、気持ちが熱くなりました。
彼らの活躍、頑張りがなければ今頃ノートルダムは...。
今回私達も予約の際にネット上から寄付をしましたが、蝋燭代もアプリで支払うことができるとは時代を感じます。
大聖堂の外側を囲むようにある、たくさんの小部屋のようなチャペル(礼拝堂)。
それぞれステンドグラス、フレスコ画、彫刻、祭壇画など多くの芸術作品も綺麗になっていたり、新しい作品が追加されたり。
チャペルは、信仰、芸術、そして個人の祈りの場。
キリスト教信者でないので詳しくないですが、いつかお気に入りのチャペルが見つかるかもしれません。
振り返るとステンドグラスと壮大なパイプオルガン。
イスに腰掛けしばらく心静かにお祈りと自分を見つめる時間にしました。
思わず今年の抱負などを誓ってみたり。。
お土産コーナーも広く新しく。
修復されたノートルダム大聖堂は、伝統的な美しさを保ちながらも、現代の技術とデザインを取り入れ、新たな魅力を放っていました!
火災で失われた尖塔や屋根は、19世紀のデザインを忠実に再現し、修復されたそう。
特に尖塔は高さ96メートルに達し、元の姿を取り戻しています。
これからも益々パリの象徴として、多くの人々を惹きつけることでしょう。
*****おまけのパリ*****
マルシェに行くと、たこ焼き屋さんが出店!
人気でしたよ〜。
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