
Schnitzelに始まり、Schnitzelに終わる☆
<スキーバカンスブログ@オーストリア>
スキー合宿(バカンス)中、特に疲れた日に食べたのは、欲したのは、魚ではなくベジタリアンではなく、やはり肉料理だった...!
ここぞ!と気合いを入れたい時、今が踏ん張り時!って時は、やはり肉を欲するんだろうか...私の場合、などと改めて感じた次第。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1831.html )
初日の夜に私が食べたのは、すっかりお気に入りの「Naturschnitzel」。
そして最後の夜も迷わずチョイス。
日替わりコース料理とは別にこちらもまた常時オーダー可能な定番オーストリア料理の一つ。
衣のないヘルシーなシュニッツェルです。
一方、夫もこれに始まり、これに終わるのディナーメインとして「Wiener Schnitzel」。
何度かはオーセンティックなクランベリーソースで食べていたものの、最後は個人的な好みとしてアンチョビ添えで。
こうしてアンチョビを添えることは、オーストリアでは一般的ではないので、スタッフの方は大概「え?今なんと?アンチョビ?!アンチョビですか〜」と驚きます。
ちなみにドイツ人の友人に教えてもらったのですが、カツレツに目玉焼き、ケッパー、アンチョビを添える「Schnitzel à la Holstein」という料理があるそう。
どうやら夫の趣向はドイツより?!
こちらも比較的ヘルシーにいただける、牛ランプ肉を香味野菜などと長時間一緒に煮込んだ料理「Gekochter Tafelspitz」。
この料理がアメリカのコーンビーフ料理などと違うのは、添えるソース。
Apfelkren(アプフェルクレン)というリンゴとホースラディッシュのソースは、甘さと辛さが絶妙にマッチ。
またSchnittlauchsauce(シュニットラウホザウセ)は、チャイブ入りのクリーミーなソース。
淡白なお肉をこれらのソースで味変しながらいただきます。
また、クリーミーなほうれん草ピュレを添えるのもオーセンティックだそうで、見るからに素朴ですが、これがめちゃ旨♡
雪山で生肉は大丈夫かな?体調もあるけど運悪く中ったら合宿は大変なことになる...と最初は慎重を期し、食べずにいた牛肉のカルパッチョやタルタルですが、合宿終盤ではもう食べちゃえ!と開き直った。
夫「旨いじゃないか♡」
K「だよね。おかわり欲しい。疲れた日はナマ肉だね」とペロリ。
唯一のジビエとしてメニューに登場するのは、鹿肉。
鹿の背肉ロースト「Rehrücken」は、赤ワインとハーブでマリネされたお肉を、バターでじっくり焼き上げたもの。
ソースは 濃厚なワイルドソース、味変的にそっとベリーソースも添えて。
牛フィレ肉のステーキは安定の美味しさ。
そんな中で今シーズン、私にとってNo. 1お肉料理に輝いたのは〜、「Wiener Kalbsrahmbraten」(ウィーン風仔牛肉のクリーム煮)☆。
ローストした仔牛肉をサワークリームや生クリームを使ったソースで煮込む伝統的ウィーン料理。
ソースには、ほんのりレモンが効いているのでクリームソースでありながら酸味でさっぱり。
こうして毎年知るオーストリア食文化・料理も大変興味深いです。
*****プチッとパリ*****
連日盛況な様子のGrand Palais(グラン・パレ)で開催中のDolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)の展覧会『Du Cœur à la Main』 。
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