
Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜/KEICO
罰ゲーム?なタルト・トロペジェンヌ作り
毎年夏になるとパリで楽しみに食べているのが、サントロペ生まれのスイーツ“タルト・トロペジェンヌ”。
洗練された6区の専門店La Tarte Tropezienne(ラ・タルト・トロペジェンヌ)はじめ、案外美味しいのがパン屋さんのもの。
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-85.html )
日本でも食べたい!と思い、帰国後に近所のパティスリーやパン屋さんで探してみたのですが
意外にも無い…。
夫「だったら自分で作ってみたら?そんなに難しくないでしょ?」
K「そうだね。」(と、適当に生返事で返したのがコトの始まり…)
翌朝テーブルの上にトロペジェンヌのレシピが裏表印刷で3枚…。
夫「美味しそうなレシピがあったからプリントしといたよ♬」
K「・・・。」
なんだ、これは…何かの罰ゲームか…。
ざっくり読んでみると、思ったより手間のかかる工程にも驚く。
夫「いつ食べれるの?」
明日、明日と伸ばしているうちに夏のトロペジェンヌ気分も失せそうなので、一念発起で作ってみました。
まずはブリオッシュづくりから。
材料は強力粉、グラニュー糖、塩、卵、生クリーム、ドライイースト、
そしてちょっと贅沢にバターは100%エシレ☆
こう見えて(見えてないけど)昔はパン教室に通っていた私。
本気でパンを作ったらなかなかの腕前よッ!
と久しぶりに生地をこね始めたのですが、う、腕が疲れる(>_<)
明日は筋肉痛かも…と思いながら、こねる。
ひたすらこねる。
ボウルに入れて25〜30度のところで発酵。
15分発酵、ガス抜き、を4回繰り返します。
フワ〜っと発酵した姿を見ると嬉しくなるパン作り。
そこに会心の一撃パンチでガス抜き☆
暑い中でのパン作り、繰り返す生地発酵、やっぱりこれは罰ゲームのようだという思いがこみ上げてきた。
この後、生地は冷蔵庫で一晩寝かせました。
そして翌朝☆
生地を伸ばして30度のところで60分間発酵。
発酵が終わったら、卵黄を塗って180度のオーブンで約20分焼きます。
発酵作業、そして一晩生地を寝かせるという工程、ブリオッシュを焼くってこんなに大変だった?
と改めて思うと、今後はブリオッシュはもっと味わっていただこうと思った…。
これだけでひと仕事した気になっていたけど、続いてクリーム作り。
まずはバタークリームの材料、バター、グラニュー糖、バター、卵白、水を用意。
ちょっと面倒なのが、鍋に水、砂糖を入れて温度が115度になるまで煮詰めること。
そして煮詰めた熱々の砂糖水を泡立てたメレンゲの中へ。
火傷注意☆
更にバター投入。
よく混ぜ合わせてバタークリーム完成。
続いてカスタードクリーム作り。
材料は牛乳、バニラのさや、卵黄、グラニュー糖、薄力粉、コンスターチ、ゼラチン。
え…ゼラチン?!
ゼラチンを使うと思ってなかったし、今、家にもない(>_<)
ここにきて初めて気づいて(ちゃんと事前にレシピを読んでないから…)大慌て。
作業を中断して近所のスーパーまで買いに一走り。
汗だく。。
やっぱり罰ゲームの形相。
なんとかカスタードクリームもできました。
そして先に作っていたバタークリームとカスタードクリームをしっかり混ぜてクリームの完成☆
ブリオッシュ生地もふんわり焼き上がりました。
とっても良い香り。
慎重にカットしたらクリームをたっぷりと。
クリームを挟んだら冷蔵庫でしばらく冷やして完成!!
大きくワンホールサイズなので、食べたいだけカットしていただけるのは嬉しい。
そして肝心のお味の方ですが、汗だくな思いで作った分、それはそれはとても美味しく感じました。
今シーズン食べたトロペジェンヌの中では、No.1ということにしておきたいと思います。
ちなみに参考にしたレシピは、「グレーテルのかまど」レシピです。
⇒ http://www.nhk.or.jp/kamado/recipe/185.html
大変詳しく、わかりやすく解説されているので初めてでも美味しくできると思います。
☆おまけのパリ&東京を連日Belle et Bonneブログで更新中☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/
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