
ル・ムーリスのアフタヌーンティー☆
楽しみにしていたホテル“Le Meurice”(ル・ムーリス)のアフタヌーンティーへ。
いただく場所は、ムーリスの常連客の一人でもあったサルヴァドール・ダリから名を取ったダイニングスペース“Le Dali”(ル・ダリ)。
ホテルの内装は2007年にデザイン界の巨匠フィリップスタルク氏によりリノベーションされ、それはル・ムーリスの180年の歴史を現代風にアレンジしたものだそう。
“Le Dali”(ル・ダリ)の天井に描かれた装飾画は、フィリップ・スタルク氏の娘でアーティストのアラ・スタルク女史によるもの。
そんな天井やモダンなオブジェを眺めながら、アンティーク風のベルナルドのお皿がセットされ、ちょっと背筋を正しました。
ドリンクはシャンパンか紅茶か迷ったけれど紅茶に☆
ラズベリージャムとオレンジママレード、クロテッドクリームがスタンバイ。
いろんなスタイルのアフタヌーンティーがあるけれど、個人的にはやはり3段構えな英国スタイルにときめく♡
下から順番に、トマト味のミニフォカッチャ、ツナ&キュウリのスウェーデン風サンドイッチ、生ハムのフィンガーサンド、ミニブリオッシュにはハム&エッグ。
2段目はほんわか温かいスコーン&マフィン。
事前にチェックした書き込みでは、このスコーンを絶賛する意見が多かったのですが、確かにこのシンプルなプレーンスコーンは何もつけなくても優しい甘味があり、サクサクボロボロではなく、ややしっとりめなテクスチャー。
割った瞬間ふわっと香る豊かなバター&小麦粉の香り、勢いで夫の分も奪って2個ペロリ。
添えられたクロテッドクリームが私には酸味が強めに感じられ、クロテッドというよりサワークリームに近い印象でした。
トップがクランブル状のマフィンは、中にたっぷりブルーベリージャムが入っていました。
サクサクしたクランブルとしっとり生地、中の甘過ぎない果実味たっぷりのジャムとのバランスが良く、スコーンとはまた全然違う美味しさだからどんどん食べられる♬
そんなテンションについてこれない目の前の人、夫。。
夫「すごいね…。よくそんなに入るな〜って今更だけど君の粉物好きには驚くよ。。」
K「それ、いらないならもらうけど♬」
焼きたてのクグロフをいかがですか?
とパティシエールさんがテーブルを回りながらのサービス。
てっきりアフタヌーンティーは3段セットだけと思っていたのですが、驚いたことにこうして随時焼きたての焼き菓子を持ってテーブルを回るサービスがありました。
この日は、この後にマドレーヌ、フィナンシェと焼きたて提供のサービスが続きました。
先日朝食でいただいたクグロフとはまた違ってアーモンドスライスのコーティングはなく、ふんわりと軽め。
そんな嬉しいサービス続きで流石の私もかなりお腹がいっぱいになってきました。
すると隣りのテーブルの母&息子はほとんど食べていないままお会計。
お口に合わなかったのか?全部残してしまうの?と思ったら全てお持ち帰りに。
お持ち帰りができると知らなかった私は、無理してここで全部食べずとも良いとわかり気持ちがラクに…。
ホテルのシェフパティシエを務めるCedric Grolet(セドリック・グロレ)さんは、2011年にムーリスのスー・シェフ・パティシエとなり、2012年には27歳という若さでシェフ・パティシエに就任。
ここ数年パティスリー絡みの賞を総なめにしている注目&実力のパティシエ。
そんな彼のスイーツを食べるのは初めてで、今回のハイライト☆
と心して最上段に並んだケーキへ手を伸ばしました。
レモン&グレープフルーツのクッキーは、その酸味の効かせ方が想像以上。
今、この画像を見直しても唾液腺が刺激される感じ…!
くるくると巻かれたコーヒークリームのタルトは甘過ぎず、苦味が美味しい大人味。
断面画像がなくわかりづらいけれど、クリームとタルト生地の間の濃いめのエスプレッソのペーストがアクセント。
そしてセドリックさんのスイーツと言えば、このフルーツを模したケーキも人気シリーズの一つ。
今回はポワール(洋ナシ)でした♡
季節のフルーツを使ったそのケーキはフルーツそのもの美味しさと込めれたエスプリがカタチになった、まずは愛でて、割って驚き、食べて美味しい愉しさの詰まったケーキ。
フロアの奥の方では本日のケーキが美術品のように並べられています。
アフタヌーンティーでなくとも、ケーキとお茶でティータイムを楽しむことも可能です。
食べきれなかったもの(=夫がギブアップしたもの)をお持ち帰りにしていただきました。
という訳で嬉しいお土産までできて、ゆっくり楽しんだムーリスでの優雅なアフタヌーンティーでした。
☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
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