
ブルゴーニュな夜☆
パリの1枚。
秋晴れに映えるバスティーユ広場の「7月革命記念柱」。
軽やかに空を駆けていきそうな黄金の天使は、フランスの自由の象徴の守護天使。
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昨日の大人の休日の続きです。
久々の温泉が治療中の私の右手首に効く〜。
肘の痛みも軽減した気がする!と、存分にエンジョイしたところで帰宅後は宴。
カンパーイ♬
ってこれは、何度の乾杯?というぐらい楽しんだ今回の秋の北軽井沢プランは、そもそもはAAご夫妻が私の手首の快気祝いに企画してくれたお招き。
とてもとてもありがたく、嬉しい!に尽きます。
ただ残念ながら完全にギプスが外せるまで回復いたらず、プレ快気祝い☆
病院に行くたびに新事実を突きつけられ(先生の話をちゃんと聞いていなかっただけ…)軽い骨折だと思ってたのに、ちょっとした複雑骨折だったわけで、全治10週間の見立てにも納得している今日この頃です。。
盛り合わせアミューズは、まだまだ甘く美味しかった嬬恋村のトウモロコシ、生ハム&プルーン(←プルーンとは思えぬビッグサイズで、その名もプレジデント)、アーティチョーク、赤キャベツのピクルス(←もちろんマダムAのお手製よ)。
それからキノコのピザ。(←撮り忘れ。ただそれはお持たせピガールの冷凍ピザ。思ったより美味しかったけど。)
出たっ!
これこれ〜♡と更にテンションが上がったのは大大好きな、フランス・ブルゴーニュ地方に行ったら必ず食べる名物料理“œufs en meurette(ウフ・アン・ムーレット)”。
赤ワインのソースに落とし卵をして煮る、ポーチドエッグの一種です。
ひと口食べて旨っ!で思い出すのは、2014年にAAご夫妻とブルゴーニュ・ボーヌで過ごしたお正月。
(その時のブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/beaunede.html )
あの楽しかったボーヌを思い出しながらと言うテーマでAAご夫妻が考えてくれたブルゴーニュな夜。
もちろんワインはブルゴーニュ。左から、
白・Remoissenet Père et Fils (ルモワスネ・ペール・エ・フィス)のPuligny Montrachet(ピュリニー・モンラッシェ)2006。
赤・AAご夫妻が友人からいただいたという非売品のGevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)2001。
赤・Emmanuel Rouget (エマニュエル・ルジェ)の Vosne Romanée(ヴォーヌ・ロマネ)2005。
泡・Alain Bernard (アラン・ベルナール)のExtra Brut L'Esprit d'Arthur(エクストラ・ ブリュット レスプリ・ダルチュール)。
ワイン好きが集まるとそれぞれが拾う香りや味は興味深く、またそこから記憶や蘇る思い出、ワインが作られた年の出来事もスルスルと思い出させてくれる。と思うとつくづくワインは奥深い飲み物。
思い出話などですっかり盛り上がったところでドーンと登場したメイン料理は、大葉やミョウガを使った和風タルタル☆
よーく混ぜたところでボナペティ!
付け合わせにはセカンドハウス周辺で収穫された野菜たちのオーブン焼き。
ボーヌに行った時もパリに帰る前にマルシェであれこれ食材を買ったことを思い出しました。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-124.html )
フランスでも日本でも田舎へ行って楽しいのは、地元の美味しい食材に出会えること。
パリや東京じゃ食べれないよ〜とか、もっと全然値段が高いよね、と思うと四季折々の季節の豊かな食材に毎度感激を覚えます。
例えばジャガイモ(フライドポテト)はベルギー産がNo.1と思ってましたが、このポテトも甘くホクホクで負けない美味しさなことに驚きました。
ブルゴーニュのチーズと言えば、Brillat-Savarin(ブリヤ・サヴァラン)。
18世紀の有名な美食家ジャン=アンテルム・ブリア・サヴァランを称えて、アンリ・アンドルエが1930年に作った白カビチーズ。
外皮は白く柔らかい綿毛っぽさからもいい感じの熟成度が伺えましたが、食べてみると予想以上にクリーミーでイケる。
デセールは、マダムA手作りのモンブラン♡
食べる前に仕立てる、レストランのようなアシェット・デセール(皿盛りデザート)。
サクサクのメレンデにマロンがゴロッと、コクまろなシャンティクリーム、そして最後のマロンクリーム。
そのマロンクリームを細く綺麗にマダムAがデコレーション。
絞り口が小さめなのでちょっと絞りづらく、4個分作る間にシャンティクリームが溶けそうだというマダムに、助っ人ムッシュA登場。
腕力、力仕事はやはり男の出番。
さすがムッシュ!どんどん絞り出されるクリームを一堂は完成を楽しみに見つめていた、まさにその時事故勃発。
ボンっ!!
その破裂音がした1秒後、大爆笑!!
絞り袋が破裂してマロンクリームが大きな塊でムッシュAの胸にボテッとな。
狙ってもできないコントのようなムッシュAのエンターテイナーぶりに涙が出るほど笑いました。
そんなAAご夫妻のコラボによる笑いあり、涙ありの感動モンブランは大変美味しゅうございました♡♡
食後酒、カフェまでゆっくりいただき気がつけば深夜。
4年前にチョコくんもボーヌで一緒に過ごしたことを思い出したのか?遅くなってもみんなの側にいてくれました。
彼のお気入りのブランケットを膝に敷くとすぐに上にやって来て、あっという間にスーーーピーーーな幸せそうな寝息。
人間年齢ではそこそこオヤジのようですが、寝顔は幾つになっても可愛いチョコくん。
AAご夫妻とのブルゴーニュはじめフランス各地の尽きない思い出の数々。
またそう遠くはない将来にフランスはもちろん、世界のどこかを一緒に訪れる機会もあると思うとそれはまた楽しみです。
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