
深まる秋にpot-au-feu☆
このところ気温がグッと下がり、秋の深まりを感じる中で食べたくなったのは「ポトフ」。
日本でもすっかりお馴染みなポトフですが、pot-au-feu(ポトフ)はフランス語で「火にかけた鍋」という意味で、フランスの代表的家庭料理のひとつ。
鍋に塊のままの牛肉、野菜類、香辛料を入れて長時間煮込み、煮汁はスープとして、煮込んだ肉と野菜はメイン料理となり、2品の料理として食することができる楽しみ2倍なお料理。
さて、今回はメインになる牛肉は、スネ肉?肩肉?モモ肉?何に致しましょう?
という訳で、グラスフェッドビーフの「ブリスケット」(前脚の内側にある肩ばら肉)800gをお取り寄せ。
しかもそれは敢えて(!)コーンビーフ仕立ての肉塊をチョイス。
迫力大なアメリカンな、塩漬けにされた(Corned)肉塊(Beef)ですが、このブログには久々の登場?!
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-929.html )
いつも通り我が家では、肉塊料理は男の仕事。
という訳で週末の朝から夫はコーンビーフを軽く茹でて塩抜きの下処理。
そしてカットすると綺麗な赤色。
そのお肉とキャベツ、人参、玉ねぎ、セロリ、ポロネギ、ジャガイモなどの野菜とローリエ、グローブ、黒胡椒をシャトルシェフ(保温調理鍋)でじっくり煮込んで完成。
スープが濁ってしまうのでジャガイモなどデンプン質の多い野菜は本来入れない方が良いそうですが、我が家は芋好きなので毎度入れます。
じっくり煮込まれた野菜はとろける柔らかさと甘み。
そしてワイルドなお肉はホロホロになり、脂身がほとんどなくヘルシーオイシー。
年明けにまとめ買いしたVAL DI SUGA (ヴァル・ディ・スーガ)のBrunello di Montalcino(ブルネッロ・ディ・ モンタルチーノ)2013、最後の1本と共に美味しくいただきました。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1331.html )
これからの季節はこうした煮込み料理はどんどん増えそうです。
それからコーンビーフといえば、先日はこんなお料理も。
「湘南メンチ」で買った和牛のコーンビーフ(小さめパテサイズ)とコーンで作ったピラフ風炊き込みご飯。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1367.html )
このご飯、夫が子供の頃にパパが家族をキャンプに連れて行く度に飯ごう炊飯で作ってくれた思い出の味なのだそう。
お義父さんは料理などしない、できない日本男児に見えましたが、単身赴任時代に料理の腕を上げたと☆
(やっぱり男は若いうちに一人暮らしで家事スキルを身につけた方がいいかもね〜)
私の父にも料理の思い出(甘めの肉じゃが)がありますが、父親が作る料理は毎日ではなく、たま〜になことだっただけに思い出としてはしっかり残ってます。
おふくろの味ならぬ、おとんの味もたまにはあり☆
****************
パリの1枚。
誰もいない、ニケを独り占め風に撮ってみましたが、実際はミケの向かい側は人だかりだったある日@ルーヴル美術館。
ARCHIVE
MONTHLY