ソロモン・R・グッゲンハイム美術館☆
☆NYブログ☆
今回は、4年前のニューヨークで訪れることができなかった美術館にあちこち行ってみようと企画。
まず最初に訪れたのは、『Solomon R. Guggenheim Museum』(ソロモン・R・グッゲンハイム美術館)。
通称「グッゲンハイム」。
グッゲンハイムと言えば、私としては何度か訪れているのが、イタリア・ヴェネツィアにある「Collezione Peggy Guggenheim」(ペギー・グッゲンハイム美術館)。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-96.html )
でもこれまで本家的なニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館には一度も行ったことがなかったので、今回是非に!と思っていたのです。
その名前のままに創設者は、大富豪のソロモン・R・グッゲンハイム。
1943年に美術館の建築を開始し、1959年に完成というこの建物は、そのものがユニークなアート!
「カタツムリの殻」と喩えられる渦巻き型の外観がシンボル☆
2017年に世界遺産に登録されたそうです。
入館したらまずは最上階へ。
そして螺旋状にゆっくりグルグルと回りながら現代美術鑑賞。
この美術館を建築したのは、近代建築の3大巨匠と称されるFrank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト)。
ちなみに3大巨匠の他2人はル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1079.html )
フランク・ロイド・ライトは、アメリカを中心にたくさんの建築作品を残しており、この美術館を含めて8つの建築作品が世界遺産に登録されています。
こんなことを言ってはなんだけど、、個人的には、この美術館鑑賞後に思ったのは、美術作品よりもフランク・ロイド・ライトによるこの建築が素晴らしく、一番のインパクト!
彼の建築に興味が湧きまして、いつか改めて彼の作品巡りをしてみたいと思いました…。
マニアックな建築ポイントは色々あるのでしょうが、まずはゆったりとした幅広な傾斜のスロープで歩きやすいこと。
でもちょっと気をぬくと(?)私は、目が回るというかクラクラするような、不思議なバランスを感じました。
そして吹き抜けの天井は、自然光を取り入れるガラスドーム。
これがまた明るく、スタイリッシュで素敵。
開放感も抜群な中、最上階6階から1階まで螺旋の壁に沿うようにたくさんの現代美術作品を展示。
螺旋通路の途中にある蛇口(飲めます)もなんだかアートに見えた!?
飲んでみた!
建物の造りは、こんな感じで、
グルグルなカタツムリ部分だけでなく、そこから奥に通じるフラットなフロアに絵画ギャラリーを展開。
Thannhauser Collection(タンハウザーコレクション)には、セザンヌ、ゴーギャン、モネなどの印象派をはじめ、ワリシー・カンディンスキー 、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アメデオ・モディリアーニ、アンリ・ルソーなどの有名画家たちの絵画作品がありました。
<Henri Rousseau : The Football Players>
<Vincent van Gogh:Mountains at Saint-Remy>
<Claude Monnet :The Palazzo Ducale, Seen from San Giorgio Maggiore>
過去にパリや東京で鑑賞した作品も色々でしたが、これもピカソ?!と感じるような意外性を感じる作品もあり、それほど数は多くはないものの、見応えのある作品で充実したコレクションは、現代アート鑑賞の途中に鑑賞することで、ガラッと気分転換にもなりました。
<Pablo Picasso:Fernande with a Black Mantilla>
内部の螺旋構造に合わせて上に行くほど大きくなるという頭でっかちな外観は、つくづくユニーク!と、存分にその空間を楽しんだソロモン・R・グッゲンハイム美術館でした。
*****おまけのパリ*****
パリのマクドナルド。
まだ一度も食べたことはないのですが、バゲットのマックに時々そそられる。
ARCHIVE
MONTHLY