Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Wiener Solisten Septett☆

行ってきま〜す♬

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夜のお出かけでアパルトマンを後にする時、管理人さんの飼い犬ピエールは健気に夫が見えなくなるまでずっと尻尾を振っている。

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なのに「私も行ってくるね」と声をかけても顔さえ上げしやしない…。

勝手に行けば〜と相変わらず私には塩対応(=_=)

そんな彼には私も「お風呂は入りなさ〜い」と嫌味一発。

深まるピエールとの溝…。

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ピエールに見送られて向かったのは、パリ8区のThéâtre des Champs-Élysées(シャンゼリゼ劇場)

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Orchestre Philharmonique de Vienne (ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)のメンバー7人組と韓国人のソプラノ・オペラ歌手Yeree Suhさんのコンサートへ行ってきました。

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まだまだ(というかいつまで経っても…)クラシック音楽については知識も何もかも浅いのですが、パリでこうしてコンサートに行くようになりオーケストラを聴き比べる中で「ウィーン・フィル」が好きになっています。

今回はコンサートマスターを筆頭にバイオリン2名、ビオラ2名、チェロ2名、コントラスト1名の7人編成での室内楽演奏を、

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バルコニー席からの鑑賞。いい眺め☆

演目は、

・Mozart Quintette à deux alti en Mib M, K614 

・Berg  Sept Lieder de jeunesse, Quatre lieder op 2 

・Mahler  Cinq Lieder sur des poèmes de Friedich Rückert

・R.Strauss  Métamorphoses

プログラムに書かれた当初の予定とは演奏順を変更して演奏スタート。

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ステージにメンバーが登場した瞬間、夫とアイコンタクト。

「左から2番目の人って“靴下のヒト”だよね!」

靴下のヒト…

そんな覚え方というか記憶だったことをまずは心の中で詫び、申し訳ないと思いつつ、思い出すのはあの日の演奏。

(その時のブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/orchestre-philharmonique-de-vienne.html )

同じこのシャンゼリゼ劇場でブルックナーを聴いた日のことは忘れられない、素晴らしい演奏と強烈に印象に残った若き金髪のバイオリニスト。その彼は演奏中に体を前後左右に揺らし指揮者やコンマスとアイコンタクトを取りまくって嬉しそうに全身で音楽を奏でていた。その音に乗る、演奏を楽しむ様子にどんどん引き込まれたのです。

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ただ激しく体を動かす中でどんどんタキシードパンツの裾が上がってきて、しかもその時穿いていた靴下が短くスネが出てしまい、それがなんともカワイイというかなんというか…。

演奏とは別にそんなシーンも記憶に残った金髪の彼、なんとなく名前の見当はついていたものの、今回のプログラムの中で正しく本名を把握できました。

その名は、Christoph Koncz(クリストフ・コンツ)さん♥︎

まだ29歳という若さであることにも改めて驚きます。今後は靴下のヒトではなく本名で!

クラシックは好きな指揮者や演奏者ができると俄然身近に感じ、聴きたくなると思うので今後は私としてはクリストフ・コンツさんをフォローしたいと思います(#^.^#)

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幕間は1回。

何度も書いてますが、この劇場はツーリストが少なめで年齢層は比較的高め、小奇麗なカジュアルスタイルやエレガントなマダムが多く、落ち着いています。

あ〜あんな風にステキなおばあちゃまになりたいな…と、魅力的なマダムを見かけることも度々。

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ところで、今回ソプラノで歌ったのが韓国人のYeree Suhさんという方で、パリのこういったステージでアジア人のソロ歌唱を聴いたことがほとんどなかったので私としては新鮮でした。

その柔らかいソプラノでアルバン・ベルクとグスタフ・マーラーの歌曲を歌いあげ、会場からは拍手喝采☆

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その歌曲も良かったけれど、この日一番私の印象に残ったのは、最後のリヒャルト・シュトラウス“Métamorphoses”でした。

たった7人とは思えぬ音の広がりで、弦楽のみの七重奏なのにまるでオーケストラのような厚みのある豊かな音色を奏でたことに驚き、ウィーンフィルメンバーの一人一人ってものすごい演奏者たちなんだ…と、今更で素人な感想しか持てませんが、佳い音を聴かせていただいて全身に素晴らしい音色のシャワーを浴びた夜でした。

その余韻のままに気持ち良く帰宅後はノンレム睡眠で朝までグッスリ(-_-)zzz

À demain(^^)/

おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆

今日は、「時差解消のマグナム
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1530.html
 

<info>
Théâtre des Champs-Élysées
15 Avenue Montaigne, 75008 Paris
01 49 52 50 50
http://www.theatrechampselysees.fr/

 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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