
Zingaro☆CABARET DE L'EXIL Irish travellers
ラッキーなことに公演延長ということで、今回のパリ滞在中に大好きな『Zingaro』(ジンガロ)公演を鑑賞することができました!
このブログではややお馴染み感も出てきた、フランスが誇る人馬スペクタクル集団『Zingaro』(ジンガロ)。
ジンガロとは…については今日は割愛で、それについては過去の記事を→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-438.html
劇場の場所がちょっと郊外で土地勘もなく、治安も心配されがちのエリア、そして夜遅くまでの公演なので、いつも行く時は軽装且つ目立たぬように…が鉄則。
いつも通り少し早めに行って、開演までの時間はテントの中で食事をしながら、集まった人達とワイワイと盛り上がります。
以前も書いてますが、テントの天井や壁には過去の上演作品の衣装や小道具が展示されていて、それを眺めるのもまた懐かしい気持ちになります。
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/ex-anima-1.html )
このわちゃわちゃ感が独特。
元馬術部…馬術に詳しく、大の馬好きな夫は私以上に毎度テンション高め。
グッズコーナーで毎度何かしら購入。
夫「あれ買うからケーコちんも欲しいものあったら遠慮なくね♬」
K「って言われても欲しいものないです。それよりは、昨日見たジミーチュウ(靴)欲しい」
夫(無視)
そんな話をしていると、いつものように入場を仕切るムッシュの登場。
このムッシュがフレンチジョークを連発しながら、劇場に入る順番の案内をしながら観客のワクワク感を煽り、これから始まるショーへの期待を盛り上げてくれます。
英語は一切なし、コテコテのフランス語100パーとなるので、全集中でしっかり聞いてないと自分がどのタイミングで入るかわからなくなる…(なので私にはヒアリングテスト?!)。
さぁテントを出て会場へ。
階段を登り、登った先の床下が馬小屋になっていて、たくさんの美しい馬がスタンバイしています。
馬は繊細、敏感なこともあり、公演前の馬の撮影はご法度。
席に着くとドリンク&お菓子サービス(前方席のみ)。
食べてイイの?と、こんなサービスは私のこれまでの経験にはなかったセッティングだったので、ちょっと嬉しくなりました。
そこで隣りになったお客さんと一緒に乾杯☆
この日、ご一緒したのはロンドンからいらした3人組。
「このお茶、美味しいですね!」「お菓子も悪くないよ」「残り1個よかったらどうぞ」と、知らない人との会話にちょっと遠くに来たような、旅行気分。
そのドリンクは、温かく、ちょっと甘めのハーブティーでした。
エキゾチックな香りがなんとのジンガロっぽ〜いと思いながら、開演までのしばらくの間、登場した七面鳥集団を眺めて待ちました。
実は、この七面鳥達の登場からすでにストーリーは始まってた感で、餌でコントールされていると思うのですが、演技をしていたのです。
鳥が演技ってできるの??と驚きましたが、集団行動をしながら一羽だけが、できない、テンポがズレる事でボケる役まわり。
最後は、そろそろ始まる撤収!!とはけていきました。
さて、今回の演目は、『CABARET DE L’EXIL Irish travellers』。
そのテーマは、旅するアイルランド。
アイルランド出身の遊牧民たちは、馬への愛情と独特の口頭伝承の音楽文化に基づいて、独自のアイデンティティを確立しているそう。
その自由と多様性の象徴である生き方をバルタバス氏率いるジンガロで表現。
これまで鑑賞してきた演目の中では、個人的には最もわかりやすく、楽しく、派手に見応えのある演出だったように感じます。
とてもクールで洗練されたサーカスといった感じで、馬に乗りながらアクロバティックな演技が続きました。
久しぶりのジンガロワールド、人馬一体の生きた芸術を愉しみました。
そして公演集合後は、いつも通りテント脇でキャンプファイヤー。
パチパチと薪が焼ける音を聞きながら公演の余韻に浸れるひととき。
こうして燃え上がる炎を見ながら温まり、あれこれ感想を話し合うのも良い。
が、私は眠くて早々に帰りました…。
これからもチャンスがあれば鑑賞したいと思っている、フランスが誇るスペクタル集団『Zingaro』(ジンガロ)です。
*****おまけのNY*****
パリからNYまでは7時間くらい。
パリもNYも日本からそのくらいのフライトだったらイイのに…。
気がつけば4月1日。
4月は、新年度、新学期、新入学と新しい始まりの季節。
という訳で気持ちも新たに、今年度・上半期はブログ上ではパリ、東京、NYを行ったり来たりしたいと思います。(と言いながら故郷ネタも…)
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