クルーズでは、船内で過ごす時間はもちろん、寄港地での体験も楽しみ。
アジア初のプレミアムクルーズとして注目されている、ゲンティンクルーズラインの大型客船「ドリームクルーズ」。第1回では食の魅力、第2回では船上で体験できるスパとエンターテインメントを紹介しましたが、シンガポールから3泊4日のクルーズでは、マレーシアやタイの寄港地を訪れます。
©DreamCruises
乗船したクルーズで訪れたのは、マレーシアのペナンとランカウイ。乗船前や乗船中に、4〜6時間ほどの寄港地ツアーを申し込むシステムですが、自分たちで自由に寄港地の好きな場所を訪れることもできます。
マレーシア西海岸に浮かぶペナン島。クアラルンプールからは飛行機で約1時間、バスや鉄道では約5〜7時間かかるので、シンガポールから船に乗ったまま2日目にアクセスできるのは、なかなか便利。
ペナン島は18世紀後半、イギリスに植民地として割譲された島。ジョージタウンには、その当時の面影がいまも残っています。マレー、中国、インドの文化が融合したコロニアル調の建物が並ぶ街は、世界遺産に登録されています。
最近は、ウォールアートの町としても有名。
貿易などで莫大な富を築いたプラナカンが住んでいた豪奢な邸宅「プラナカン・マンション」は、ジョージタウンで必見。
大富豪チョン・ファッ・ツィーが1880年に建てた、通称ブルーマンションと呼ばれる「チョン・ファッツィー・マンション」は、グラスゴー製の鉄柱や彫刻、イギリス製の床モザイクタイルなども見事。映画『クレイジー・リッチ』(2018年)のロケ地にもなった豪邸です。
ツアーによっては、地元でも知られる名店でプラナカン料理を味わうこともできます。中華料理とマレー料理を融合させた、スパイスが利いた味わいがおいしい!
マレーシアでのもうひとつの寄港地が、太古の森に抱かれたランカウイ島。島の一部は、ユネスコの世界ジオパークに登録されています。
長い年月をかけて、石灰岩の地質により作られた奇岩奇跡の光景を、洞窟見学やボートツアーでじっくりと堪能。
シンガポール発着3泊4日で、船上での時間はもちろん、マレーシアのふたつの島も楽しめてしまう「ドリームクルーズ」。初めての気軽なクルーズ旅体験としてもオススメだし、アジアの旅をいままでとは少し違ったアングルから楽しみたい人にも向いています。
ドリームクルーズ日本語ウェブサイト
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Michiyo Tsubota
旅エディター・ライター
編集・広告プロダクション勤務を経て、フリーランス。女性誌や旅行誌を中心に、旅の記事の企画、取材や執筆を手がける。海外渡航歴は70カ国余り。得意分野は自然豊かなリゾート、伝統文化の色濃く残る街、スパ、温泉など。