蝋人形館のグレヴァン美術館、エトワールのギヨーム・ディオップがセレブの仲間入り。

パリ9区にある蝋人形館として人気を集めているグレヴァン美術館の展示に、ギヨーム・ディオップの蝋人形が加わった。

パリ・オペラ座で9月27日から公演が始まり、彼も主役アルブレヒトを踊る『ジゼル』の第2幕のコスチュームでポーズしている。その素晴らしい出来栄えに、ダンサー仲間やファミリー、関係者が集まった9月22日のお披露目パーティーで彼は蝋人形の自分とポーズして茶目っ気を発揮する満足ぶりだった。バレエ界からは過去に、セルジュ・リファール、ルドルフ・ヌレエフ、ミカエル・ドゥナール、パトリック・デュポン、ギレーヌ・テスマール、ミカエル・バリシニコフ、マリ=クロード・ピエトラガラ、ニコラ・ル・リッシュの蝋人形が作られているが現在は展示されておらず、250名のセレブリティの中でパリ・オペラ座バレエ団を代表するギヨーム。オペラ座バレエ団での活躍はもちろんだが、昨年のパリ・オリンピックの開幕セレモニーで踊ったり、南アフリカやスウェーデンのバレエ団でゲストとして創作に参加したりと国際的にも知られた存在である彼。アメリカではモダン・プリンス、バレエ界のニューアイドルと紹介されているそうだ。

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9月22日に披露目されたギヨームと彼の蝋人形。©Virginie Ribaut

数年前にインタラクティブな展示法に改装された3500平米の美術館。創設は1882年に遡り、歴史的人物の展示もあるけれど、たとえばDJ SnakeやBLACKPINKのロゼなどもいて、とセレブリティは時代に合わせて刷新されている。本物そっくりの蝋人形の制作には職人技が要される。ギヨームが彫刻家のクラウス・ヴェルトと職人たちに会うために最初にクリエイションスタジオを訪れたのは、昨年の11月だという。そこで顔の表情やポーズを決め、全身を3Dスキャンして......。スタジオではビデオや写真なども活用して、肌質や色、髪のテクスチャーなど詳細の参考にする。数カ月後に確認のための2度目のミーティングが行われ、そしてお披露目の数週間前にいよいよご対面! ギヨームによる最後のチェックがここで行われたそうだ。時空を超えられるこの美術館を訪れて、ワックス製ではあるけれどギヨームとセルフィーしてみては?

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左:コートの下にジゼルのコスチュームをまとって、お披露目イベントのため美術館に到着したギヨーム。 右:自分の蝋人形(右)とポーズ。©Virginie Ribaut

Musée Grévin
10, boulevard Montmartre
75009 Paris
開)10:00~18:00(月~金)、9:30~19:00(土、日)
無休
料)大人19.50ユーロ~
https://www.grevin-paris.com

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editing: Mariko Omura

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