モダンでタイムレス、飽きのこない「オリンピア」バッグ。
「ポケットバッグ」や「TBバッグ」など、この連載「BURBERRY’s DUALITY」でも詳しく紹介してきたバーバリーのシグネチャーバッグの数々。今回は、2020/21年秋冬コレクションでデビューした注目の新作「オリンピア」にフォーカス。シンプルなデザインに潜む、タイムレスな魅力に迫る。
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秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルより、新作バッグ「オリンピア」をフィーチャーしたカット。© Courtesy of Burberry / Danko Steiner
「オリンピア」は、初お披露目の場となった2020/21年秋冬コレクションの会場にちなんで名付けられたバッグ。ショーが開催されたロンドンのオリンピア展示場は130年以上の歴史を誇る建築物で、半円状のアーチ屋根をもつ。「オリンピア」のフォルムも、この展示場のアーチを彷彿とさせる形だ。
半円状のモダンなフォルム。バッグ「スモール レザー オリンピアバッグ(ブラック)」(H15×W26×D5.5㎝)¥242,000(予定価格) ※サイズ展開はミニ、スモール、ミディアムの全3タイプ。
© Courtesy of Burberry / Danko Steiner
ミニマル&モダンな形で、どんな着こなしにもなじむデザイン。スリムでかっちりとしたつくりに加えて、さっと肩に掛けることができる短めのショルダーストラップも特徴だ。ストラップの両端にあしらわれたゴールドメッキの金具がバッグにシャープなアクセントを添える。
小脇に収まるスリムなデザインの「オリンピア」。
© Courtesy of Burberry / Danko Steiner
ショルダーストラップは長さが調節できるので、人気のクロスボディバッグとして使用することも可能。スムーズに開閉できるマグネット式を採用したジップポケット付きのフロントフラップや後ろ側についたスリップポケット、内側のカードスロットなど機能性も充実。
なかでも、スマートフォンが収納できる後ろ側のスリップポケットは密かな注目ポイント。デザイン性と実用性を兼ね備えたディテールだ。
華やかさと品格をあわせもった深みのある色。バッグ「スモール レザー オリンピアバッグ(バーガンディー)」(H15×W26×D5.5㎝)¥242,000(予定価格)
© Courtesy of Burberry / Danko Steiner
素材は、先に紹介したブラックと上のバーガンディーカラーにはイタリアでなめし加工を施した上質なスムースレザーを使用。そのほかの色のレザーはマットスムースカーフレザーを使っており、レザー本来の風合いを生かすため、あえてコーティングを軽めに仕上げている。
ほかのバーバリーのレザーバッグ同様、コバ(レザーのエッジ)のペイントやロゴの型押しは熟練の職人たちの手作業によるもの。また、特殊な織りのニットや緻密に編み込んだナイロンにレザーのトリミングを施したものなど、異素材を組み合わせたタイプもラインナップ。シンプルなフォルムにブランドが誇るクラフツマンシップが宿る。
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「オリンピア」の合わせやすさが際立つ、秋冬のキャンペーンビジュアル。
秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルでも大々的にフィーチャーされている「オリンピア」。今回のビジュアルのコンセプトは、「自由と逃避(エスケーピズム)」。大自然のなかにミラー仕立てのトラックを登場させ、美しい自然と現代的で力強いものの象徴としてトラックを対比させている。
ビジュアル中のコーディネートでは、「オリンピア」をシャイニーなドレスと合わせたり、メンズライクなキルティングアウターと合わせたり。ドレッシーからカジュアルまで、さまざまな着こなしにマッチする「オリンピア」の魅力が際立つ。
秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルより。パイエットとカモフラ柄を組み合わせた存在感たっぷりのシャイニーなドレスに同系色の「オリンピア」をプラス。
© Courtesy of Burberry / Danko Steiner
秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルより。カジュアルなチェック柄のキルティングアウターにかっちりした「オリンピア」を合わせることで、着こなしに気品が加わる。
© Courtesy of Burberry / Danko Steiner
雄大な景色のなか、シルバーの“バーバリートラック”がモデルたちを乗せて駆け抜けるキャンペーンビジュアルのムービーは必見。冒頭で流れるファストなメタルコアは、途中でピアノ曲へと。2020/21年秋冬コレクションのショーと同様、ピアノデュオのカティア&マリエル・ラベック姉妹による「2台のピアノのための4つの楽章」がムービーを音で彩る。
ベテランのマリアカルラ・ボスコーノから18歳の新星、モナ・トゥガードまで、バーバリーならではの個性豊かなモデルたちを起用しているのも見どころだ。
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コレクションから発信する、ユニセックスなバッグの提案。
デザイナーとしてのキャリアを通して、これまでに数々の人気バッグを手がけてきたリカルド・ティッシ。バーバリーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー就任後は、チェーンストラップのシグネチャーバッグ「ローラ」など常識を打ち破るユニセックスなバッグを生み出している。
「オリンピア」も、ユニセックスの流れを引き継ぐバッグ。2020/21年秋冬コレクションでも、男女のモデルが肩掛けやクロスボディなどさまざまなスタイルで「オリンピア」を携えてランウェイに登場。“小ぶりのレザーバッグ=女性向け”という従来のイメージを覆して、より自由な着こなしを提案した。
2020/21年秋冬コレクションより。ヌーディーカラーのニットドレスに「オリンピア」を肩掛けしたシックなスタイリング。
© Courtesy of Burberry
2020/21年秋冬コレクションより。柄on柄のプレイフルなスタイリングに「オリンピア」をクロスボディバッグとして着用。
© Courtesy of Burberry
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どれを選ぶ? 気になるバリエーションを公開。
最後に、気になる「オリンピア」のバリエーションを紹介。ベーシックカラーはもちろん、絶妙なニュアンスカラーのレザーやニット、ナイロンまで、長く愛用したくなる色と素材揃いだ。
コンパクトで、機能性があって、合わせやすくタイムレスなデザイン。さらには、パートナーとの兼用もOK。一見シンプルなようで、「オリンピア」には私たちを惹きつける要素がぎゅっと詰まっている。
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