前回、自分の爪の形のコンプレックスについて触れましたが、いま、全然悩んでません。むしろ自慢。そこまで変えてくれたのは、約20年前に初めて取材したネイルサロン、ロングルアージュでした。
爪をのばしてネイルを塗れば多少の形はごまかせる、ということに10代後半で気付きましたが、そもそもの爪のケアは自己流。
サロンでひと通りのケアをしてもらったら、甘皮が整って爪の面積が広がるのにまずびっくり。爪切りでバチバチ切らないのはもちろんのこと、スクエアオフの形にやすりで整えるというのがキモ。つい自分の元の爪の形にカットしたくなるのですが、この形をサロンのケアとともに続けていると、爪が細長くしゅっとのびるようになり、丈夫にもなっていく。
そして、爪がある程度長くなると指先の扱いが丁寧になるから、手元までキレイに見えてくる。
生まれつきの形は変わらないと思い込んでいたけれど、プロのケアでこんなに整うのか!という感動はずっと忘れることはありません。
そんな私の爪の運命を変えてくれたサロンから、セルフケアのシリーズが登場。そのお披露目に伺いました。
パステルカラーの空間とマッチする、やさしい色合いの3色のボトル。
上から、ケアエッセンスのネイル グロース アクセレーター ¥3,024 補修や補強もするベースコートのネイル ベース パーフェクター ¥2,808 トップコートのネイル ポリッシュ プロテクター ¥2,808
以前、こちらのハンドローションについて書きましたが、これらの商品を開発する代表の東條汀留さんが特にこだわったという赤ネイルも。
日本人に合う緋色からクリエイトしたそう。この1色のみの潔さ! ネイル ポリッシュ ロングルアージュレッド 非売品
このサロンに出合った20代。訪れるたび、広尾のマダムたちの洗練と、ネイリストのきびきびとした身のこなし、そんな素敵な先輩たちの姿を眺めてはうっとりしていました。
いまや自分がすっかりマダムな年齢になったけれど、先輩たちは変わらず美しくて、サロンに集う人と働く人のつくる空気感にうっとりした気持ちになります。ただここにいるだけでもキレイになってしまうような。
セルフケアしながらも、時にはこうした空間に身を置くことも女を磨く、と改めて思った次第です。