パリ5月のマルシェ「グリルで愉しむ春野菜」

いつもなら爽やかな5月のはずなのに、今年のパリは雨続きです。

気晴らしにと、日曜のランチに招いてくれた友人宅の近所、14区のマルシェを覗いてみました。

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長蛇の列ができているフロマジュリー。

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おすすめを聞いてみると、春草を食んだ牛の生乳で作られたパリ近郊産のBrie de Meaux(ブリー・ド・モー)。春はこういう熟成の進んでいないフレッシュなものが食べたい気分。

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最近よく見かけるようになったタコが気になります。

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今日は、ヒメジ、天然のスズキが良さそう。

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日曜日のマルシェのスターといえば、肉屋さんのロースト。家族で囲む、丸ごとのプレ・ロティーやスペアリブが人気。

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山盛りだったバゲットがあっという間に売れていきました。

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こちらはポルトガルの惣菜屋さん。

春野菜も充実してきました。

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春のごちそうのひとつは、こんな細ネギ。柔らかく香り豊かです。

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スペイン産のアーティチョークも立派なもの。

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これも南からのソラ豆。初物としてひと掴み買いました。

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アスパラは旬を迎えて、どのスタンドでも華々しく飾られています。

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春ニンジンは、一層みずみずしく甘い。

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いつも赤い色に元気をもらうラディッシュを一束。

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買ってきた野菜を並べ、お茶を飲みながら何を作ろうか?と考えるひと時がまた楽しいもの。

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Ail des ours(アイユデゾウス、行者にんにく、北海道ではアイヌネギ)が手に入ったので、普通はバジルやパセリで作るペストソースをこれで作ってみました。

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さて、やっぱりシンプルに味わいたい!と、今日はグリルに。そして、これもまた春のうまいもん、柔らかい子羊肉を添えて。

■春野菜のグリル 
Légumes printaniers grillés au pesto 

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ー材料(2人分)

☆分量はすべてお好みで適量
ニンジン 
アスパラ
キノコ(写真はモリーユ茸ですが、マッシュルームやシイタケなどで代用)
ソラ豆(皮に切り込みを入れて焼くとむきやすい)
ラディッシュ
新ジャガイモ
ラム肉 

<ペストソース>
行者ニンニク(バジル、パセリ、ルッコラなどで代用可)30g
クルミ  30g(フライパンで軽く炒っておく)
アンチョビ 1フィレ
ケッパー  大さじ1
オリーブオイル  150cc
塩  少々(味見しながら調節)

ー作り方

1. ペストソースの材料をすべて合わせて、バーミックスなどで攪拌して容器に入れて保存。
2. 野菜の掃除―ニンジンの皮をむく。アスパラの下の硬い部分の皮をむき食べやすい長さに切る。ラディッシュを半分に切る。新ジャガを皮つきのまま半分に切り、硬めに茹でるか電子レンジで火を通す。

☆ジャガイモ以外はすべて生のまま焼きます。
☆ラム肉は焼く1時間くらい前に冷蔵庫から出しておき、焼く直前に塩コショウ。

3. グリルパンの表面にキッチンペーパーで薄く油を塗り、強火で良く熱する。煙が立ってきたら、ニンジンを入れ、半分くらい火が通ってきたところで、ほかの野菜を加えて焼いていく。
4. 最後にラム肉を好みの焼き加減で焼き、アルミホイルに包んで5分ほど休ませる。グリルパンに戻し、ペストソースをかけながらいただく。

☆グリルパンがなければ、フライパンでも。(鉄のものがあればなお良し)
 

野菜は、旬のもので好きなものを。さっと蒸したブロッコリーが最高です。
ペストソースは、BBQ、焼き魚やパスタにも合うので、これからの季節の万能ソース。
是非お試しくださいませ!

■Marché Villemain マルシェ・ヴィルマン
Aveneu Villemain 75014 Paris 
営)7~13時(水、日)
メトロ)Plaisance
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『 Petits plats du Japon:en 30 minutes 』

著:Sachiyo Harada 
刊:Marabout 
photo : David Japy

Information

この連載の著者であるHaradaさんが、フランスの出版社Edition Marabout Hachette社から日本料理の本を刊行。「この本のテーマは、“30分で作る和食”日本食の人気がますます高まるフランスで、クラシックな家庭料理を身近な食材を使って手早くできるよう私流にアレンジしました。丼もの、手巻き、おにぎり、ラーメン、どらやき、ベジタリアンのレシピ等々、子どもの頃から食べている母のレシピなども紹介しています。」ぜひチェックしてみてください!  

SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。16年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。近著に『LE B.A.-BA DE LA CUISINE “Ramen”』(Edition Marabout Hachette社 刊)がある。
Instagram : @haradasachiyo
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