パリのマルシェから~旬のオレンジで5分で作れる簡単マリネ。
おうちでパリの味 2023.11.16
冬時間の始まりと共に急に寒くなり、木の葉も色付いてきたパリ。今回は、5分でさっと作れる、旬のオレンジを使ったマリネをご紹介。
マルシェには旬を迎えたクレモンティーヌが盛りだくさん。
スペイン産のジューシーなオレンジ、ザクロ、キウィも美味しくなってきました。
ハロウィンで楽しんだ後は、スープやグラタンにすると美味しい大型のカボチャCitrouilleシトゥィユ。
ジビエが出てくると冬の足音。シーズン終わりの2月末まで、ブッシェリーを豊かに彩ります。そういえば鴨肉にはオレンジソースがぴったり。
今日は、美味しくなってきたオレンジを使って簡単で香り良く、華やかなデザートをご紹介します。
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オレンジのマリネ
Oranges marinées, grenades et menthes
オレンジ 2~3個
ザクロ 1/2 個
ミント 少々
グランマルニエ(又はポルト酒など) 大さじ2
砂糖 大さじ1
シナモンパウダー 一つまみ
<作り方>
1. オレンジの上下を水平に1cmくらい切り落とし、包丁を上から下におろして皮をむく。
2. 薄皮と果肉の間に包丁を入れて果肉を取り出す。最後に残った薄皮を手で絞って全てボールへ。リキュール、砂糖、シナモンを加えて混ぜてから5分~2時間くらい冷蔵庫でマリネ。
3. 皿にのせてザクロとミントを散らす。
☆すぐに食べても良いのですが、長めにマリネするとオレンジにリキュールの香りが移ってより美味しい。うちでは、手持ちのリキュール、ベネディクティンを使ってみました。シナモンなど沢山のスパイスを入れて醸造してあるので、オレンジとの相性抜群。ハチミツやレモンを加えたアレンジもおススメです。
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。16年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。近著に『LE B.A.-BA DE LA CUISINE "Ramen"』(Edition Marabout Hachette社 刊)がある。
Instagram : @haradasachiyoテキスト
料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo