ひんやり『ベルベーヌ・ティー』でリフレッシュ。

上海に行った時、外灘(バンド)界隈の女の子達が、とにかく美しかった。色白で肌のキメが細やか、頬がふっくらとバラ色で、指先までも血色がいい。いかにも、腎臓・肝臓の調子が良さそう。

スパやエステで働く女性に聞いてみると、彼女達、決して冷たいものを口にしないそう。日本の自動販売機や冷蔵庫でキンキンに冷えた飲み物に氷を入れて飲むなんて、信じられないと・・・
それ以来、気を付けてはいるのですが、パリでも暑い日が続くと、やっぱり冷たいものが欲しくなる。

最近、よく作るのは、マラケシュから買ってきてもらったVerveine(ベルベーヌ)のお茶。これを使ったソルベやクラッシュ・ゼリーも、見た目が涼しく、夏には美味しいもの。

harada120831_a.jpg英名は、Lemon verbena(レモンバーベナ)。和名は香水木。

フランスでは、温かいハーブティーとして、ほとんどのカフェに置いてある、一般的なものです。質の良いものは、ハーブ薬局(パレロワイヤルのHerboristerie du Palais Royal、その他)やビオ・スーパーのチェーン店、Naturaliaなどで購入できます。

ベルベーヌの効能は、疲れを癒す、鎮静・リラックス効果、また、不安やイライラ、不眠症、頭痛を解消、憂鬱な気分を和らげたり、食欲増進、消化作用・・・と、暑さに疲弊した体に必要なことばかり。

東京ほどの猛暑ではありませんが、暑い中、家に帰って来て、これが冷蔵庫に冷えているとうれしいもの。

それでも、上海ガールを見習って、なるべく室温に戻してから頂くようにしています。

ほてった体から、すーっと汗が引き、レモンの香りと微かな酸味で気持ちもすっきり。
たまには、気分を変えて、こんなお茶も、お薦めです!!


■Herboristerie du Palais Royal

12,rue des Petits Champs 75001 Paris
www.herboristerie.com/

料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo

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