金柑としょうがのグラニテ

毎年、冬になると必ず作るのは、金柑の甘煮やシャーベット。
沢山作っておいて、料理の間の口直しに一口食べるのも良し。
金柑の皮の苦味としょうがのキリリが大好きです。

金柑ってアジアのものと思いきや、フランスにもあるのです。
春にマルセイユに行った時、熱海のような温暖な土地に、柔らかい陽光を浴びながら、
たわわに実った金柑の木がとっても良い香りだったのを思い出します。


1225haradaDSCF2263.JPG


フランスでは、クリスマスや大晦日のディナー
をRéveillon ( réveiller=目を覚ます)といいますが、これも目が覚めます。
ついでに酔いも醒めます。(そして、更に飲む!)
クリスマス、お正月のデザートに、是非この冬、お家で試してみてください。
お好みでリキュール、シェリー酒などを加えても美味しいですよ。

グラスの上には、ロゼのミュスカ(コート・ド・ローヌの甘口ワイン)を
寒天でゼリー液にして、ビオのサロンで見つけたハーブティーの
オレンジ色の花を入れて、くり抜いたものを飾りましたが、
お家ではスライスした金柑やミントの葉をあしらってみては?

1225harada0003.JPGパリ、Rambuteau通り

1225harada0013.JPGマレ区役所のクリスマスツリー

1225harada0023.JPG楽しいクリスマスを!


では、どうぞ素敵な美味しい年末年始をお過ごしくださいませ!!


■金柑としょうがのグラニテ
材料(4人分)
金柑・・・150g
おろししょうが・・・小さじ2
砂糖・・・100g
水・・・200cc
ミントの葉・・・少々
■作り方
1.金柑を半分に切り、種を出してからみじん切りにする。
2.鍋に砂糖、水、金柑を入れて火にかける。沸騰したら弱火にして10分くらい煮る。
3.冷ましてから、ハンド・ミキサーで金柑を細かくする。
4.おろししょうがを加えて、容器に移して冷凍庫に入れ、固まってきたらハンド・ミキサーで撹拌し、空気を入れて滑らかにする。これを3回ほど繰り返す。
5.グラスに入れて、ミントの葉や金柑のスライスを飾る。

料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo

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