パリから日本応援 その12 【パリ在住の方に、お知らせ】
おうちでパリの味 2012.03.05
3月11日、震災から1年目のチャリティー・イベントとして、ビューティをテーマとした"SAKURA POUR LE JAPON"(日本へさくらを)が開催されます。
今回のイベント を企画したパリのアソシエーションHope & Love for Japanの代表・石坂紀子さん曰く、
「パリに住むビューティのプロの方々にお願いして、イベントにいらっしゃる方達を、もっと美しくもっと癒していただき、集まったお金を義援金として日本にお送りします。会場は、フォトグラファーSatoshi Saikusa氏のご厚意で、自らのスタジオを提供していただきました。
今回は何本の桜が植樹できるかのチャレンジです。
3.11にパリにいる皆様に"SAKURA POUR LE JAPON"で日本の春を感じながら美しくなって、美しい桜をお届けしたいという主旨です。
義援金の送付先は桜ライン311へ寄付させていただきます」
この日には、ヘア、メイク、マッサージ、フェイシャル、ネイル、まつ毛エクステなど、パリは、もとより、世界中で活躍するそれぞれの分野のスペシャリストが一堂に集結。日本人ならではの、繊細で高度なテクニックを活かした施術が行われる、かつてないビューティ・サロンになりそうです。
加えて、会場では、桜にちなんだお寿司、軽食、美肌ドリンク、スムージーやお菓子を用意させていただきます。心を込めて作ります!!
Labo Love Japonからは、大好評の"桜マカロン"、パリ・とらやさんから提供頂いた、桜の和菓子などの販売もあります。
桜ライン311のサイトを拝見して、冒頭の「私たちは、悔しいんです」という言葉に、心動かされました。大切な家族を亡くされた方々にとっては、悔やんでも悔やみきれない想いの、一年だったはずです。
「津波てんでんこ」の講演会で語って、多くの小中学生の命を救ってくれた、おじいちゃん、おばあちゃん達に、もっともっと、広範囲にその話を語り継いで欲しかった。
海外から、日本から、みんなの心が集まって植えられる桜は、岩国の桜のように、うんと長生きして、何代も何代にも渡って、語り継がれる、そして、そこに集まって、亡き人達を偲ぶ。
万が一の時には、「とにかく、そこまで逃げよう!」と、いつも子供達に言い聞かせて、心頼りにする木、わが身を守るシンボルとして・・・そんな桜並木になって欲しい。
残された人達には、その桜の美しさで、胸に残る悲しみをほんの少しでも癒して欲しいと思う。そして、いつの日か、その桜を見に、現地を訪ねてみたい。
3月11日、この日は、私達にとって、決して忘れられない日。そして、多くの方々の命日でもあります。会場に来て下さった方々と、イベントを通して、様々な思いを一緒に分かち合う大切な一日にしたいと、願っています。
みなさまのお越しを、お待ちしております!!
SAKURA POUR LE JAPON
会場:Atelier TOZF
23 Rue Godefroy Cavaignac
75011 Paris
日時:3月11日
時間:10時〜19時
www.facebook.com/events/308665212520340
●桜ライン311
www.sakura-line311.org
陸前高田市の津波到達点上に桜を植樹し、震災を後世に伝える為のプロジェクトです。

料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo