ドライフルーツの甘みが広がる、鶏レバーの赤ワイン煮。

今回は、鶏レバーとドライフルーツの赤ワイン煮をご紹介です。

鶏レバー、イチジク、プルーンを、赤ワイン、醤油、砂糖で煮詰めてみました。甘辛くコッテリと仕上がったレバーに、ドライフルーツの自然な甘みが重なり、たまらない一品です。

しっかり寝ているのに、身体に力が入らないな……という時にレバーをいただくと、フッと元気になる気がします。レバーは、低カロリーながらタンパク質(肌や髪の毛、筋肉を作るベース)が多い上、鉄分を多く含んでいるため、血液に酸素を運んでくれる働きがあるようです。

レバーの下処理は、面倒臭いイメージがあるかもしれませんが、難しくはありません。下処理さえ済ませれば、煮詰めて完成です。丁寧に下処理をすることでおいしくいただけます。ぜひチャレンジしていただけたらうれしいです。

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★鶏レバーとドライフルーツの赤ワイン煮★

【材料】
鶏レバー 230g

A
生姜の刻み 1片分
醤油    大さじ2
砂糖    大さじ2
赤ワイン  100cc
水     100cc
塩     ひとつまみ
イチジク(セミドライ・小粒) 3粒〜
プルーン(ドライ) 3粒

【レバーの下処理】
やや大きめのひと口大にレバーを切る。血の塊が流れ出ていきやすいように、レバーに切り込みを入れる。ボウルにレバーを入れ、レバーが浸る程度に牛乳(または水)を入れる。冷蔵庫に入れ、15分置いておく。レバーをザルにあげ水洗いをする。流水でレバーの血の塊を丁寧に取り除いていく。鍋にたっぷりの湯を沸かす。沸騰したらレバーを入れる。湯が再沸騰したら、レバーをザルにあげて水を切る。

【作り方】

  1. 鍋にAを入れる。ひと煮立ちしたら、準備しておいたレバーを入れる。アルミで中蓋をし、コトコト煮ていく(弱中火)。
  2. 15分経ったらアルミを捨て、中火にする(蓋をしない)。鍋を揺り動かしながら、煮汁が焦げないように水分を飛ばしていく(中火で5分程度)。煮汁が少なくなり、照りが出てきたら火を止める。盛り付けて完成。

【ポイント】

  • 臭みの原因は、レバーの鮮度とレバーに残っている血の塊。血抜き作業を丁寧に済ませれば、臭みも気にならず、おいしく仕上がる。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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