フランス人も大喜び! ナスとバジルの味噌おにぎり。

フランス・ボルドーにて、日本人アーティストによるイベントが開催された際、来客者向けのおにぎりスタンドを担当させていただきました。

日本からの食材でなく、あえて、フランスの現地で手に入る食材に限定し、おにぎり作りに挑みました。フランスの大手スーパーAuchanに足を運んでみると、みりん、醤油、味噌、海苔、柚子胡椒、お米……などなど、日本の調味料が普通に並んでいて、フランスにおける和食の浸透具合を垣間見ることができました。

味とビジュアルにこだわりながら、ツナマヨおにぎり、エビのスイートチリおにぎり、ナスとバジルの味噌おにぎり、オムライス風おにぎり……などを作ってみました。

「おにぎり」という食べ物を知っているフランス人はどのくらいいるんだろうか……フランス人に受け入れられる味なのだろうか……不安と期待でドキドキでしたが、開場30分ですべてのおにぎりが完売しました。いちばん人気は「ナスとバジルの味噌おにぎり」。ナス、松の実、バジルを、味噌、砂糖、みりんで炒めたものをおにぎりとして握ったものです。

「味噌」を知らないフランス人が多いかもしれないし、味噌の発酵の香りが受け入れられないかもしれない……と、チャレンジのつもりで販売したナスとバジルの味噌おにぎりでしたが「甘辛く味付けしたナスのコクとバジルの爽やかさが重なっておいしい!」「どうやって思いついたの?」と声をかけていただいたり、ベジタリアンやビーガンのお客様の中には「もうひとつ食べたい!」と、ひとつ召し上がった後に、あらためて購入してくださる方もいらっしゃり、おにぎりの可能性を感じた夜となりました。

レシピは下記の通りです。お弁当やピクニック、おもてなしにも、ぜひ作っていただけたらうれしいです。

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★ナスとバジルの味噌おにぎり★ 

【材料】2人分 
炊き立てのお米 350g
ナス    150g
バジルの葉 30枚 *飾り用に、小さな葉を別に取っておく
松の実   大さじ1
サラダオイル 大さじ1
白ごま  適量

A
味噌  大さじ2
砂糖  大さじ2
みりん 大さじ2

【作り方】

  1. 切る:ナスを1㎝角に切る。切ったらすぐに水につけてアク抜きをする。バジルをみじん切りにする。
  2. 水気をとる:ナスを取り出し、キッチンペーパーできちんと水気をとる。
  3. 炒める:フライパンにサラダオイルをひき中火にする。オイルが温まったら、ナスを入れ木べらを使いながらしっかり炒めていく。途中でバジルを加える。Aを加える。ソースに軽くとろみがつくまで炒めたら火を止める。松の実を加える。
  4. 3を具材にして、おにぎりを作る。
  5. おにぎりのトップに、ナス味噌を少しのせ、小さなバジルの葉を添える。白ごまを散らして完成。

【ポイント】
ナスを炒める際、木べらでナスをしっかり動かしながら炒めると、油を余分に入れる必要がない。油を入れすぎると、ナスが油っぽく仕上がるので注意。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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