レンジで90秒、コンテチーズで作る簡単おつまみレシピ。

フランスに住んでいて、恋しくなる日本の食べ物の一つが塩煎餅。
山椒パウダーをたっぷりかけたり、大好きなチーズと重ねて食べたり......アレンジした塩煎餅とビールを組み合わせるのが大好きです。フランスでは、おいしいお煎餅を見つけることが難しく、塩系のスナック菓子といったらポテトチップスやポップコーンくらい。

今回はポテトチップス以外でビールのおつまみを食べたい......と思い立ち、冷蔵庫にあったコンテチーズ、貯蔵庫にあったトウモロコシの缶詰、茹でて冷凍保存しておいたヒヨコ豆を取り出し、2種の焼きチーズを作ってみました。

1品目は、トウモロコシと塩昆布のチーズ焼き。
クッキングシートをひいたお皿に、薄く切ったコンテチーズとトウモロコシをのせてレンジでチン。チーズが溶けたら刻んだ塩昆布とパセリを散らして完成です。トウモロコシの甘さとジューシーさ、塩昆布の絶妙な旨味、コンテチーズのコクが重なり、止まらないおいしさです。

2品目は、ヒヨコ豆とスパイスのチーズ焼き。
ホクホクとしたヒヨコ豆とコンテチーズの程よい塩気、クミンとカレー粉のスパーシーさが食欲をそそります。

チーズだけだと重くなりがちですが、トウモロコシやヒヨコ豆を加えることで、チーズが主張し過ぎないし、塩昆布やスパイスがいいアクセントになります。トウモロコシなどのトッピング以外にも、干しエビやユカリを散らしたり、茹でたブロッコリを合わせたりしてお好みでアレンジを楽しめそうです。

簡単すぎて分量が書けないくらいシンプルな工程です。手軽にできるし、冷めてもおいしいです。よかったらぜひ。

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★2種のおつまみ焼きチーズ★

【材料】2〜4人分

A:トウモロコシと塩昆布のチーズ焼き
コンテチーズ 60g
缶詰のトウモロコシ 20g
塩昆布の刻み 2g
パセリの刻み 適量

B:ヒヨコ豆とスパイスのチーズ焼き
コンテチーズ 60g
茹でたヒヨコ豆 20g
クミンパウダー  適量
カレーパウダー 適量
パセリの刻み 適量

【作り方】
A:トウモロコシと塩昆布のチーズ焼き
1. 耐熱皿にクッキングシートをひき、薄くスライスしたコンテチーズを並べる。
2. 水気を切ったトウモロコシを1に敷き詰める。蓋をせず600Wのレンジで60秒〜90秒、火を加える。粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切る。
3. お皿に盛り付け、2に刻んだ塩昆布、パセリを散らして完成。

B:ヒヨコ豆とスパイスのチーズ焼き
1. 耐熱皿にクッキングシートをひき、薄くスライスしたコンテチーズを並べる。
2. 茹でておいたヒヨコ豆を1に敷き詰める。蓋をせず600Wのレンジで60秒〜90秒、火を加える。粗熱がとれたら、食べやすい大きさに切る。
3. お皿に盛り付け、2にクミンパウダーとカレーパウダーをかけて完成。

【ポイント】
・電子レンジやチーズの種類、チーズの厚さによって加熱具合が異なるので、様子をみながら加熱時間を調整してください。
・粗熱をとることで、切り分けやすくなります。
・今回は、カリカリに仕上げるわけではないので、チーズがしっかり溶ける程度の加熱でOKです。
・カリカリに仕上げたい場合は、加熱時間を増やしてください。その場合、最初はチーズのみで火を加え、チーズに焼き色がついたらトウモロコシやヒヨコ豆をのせてください(トウモロコシなどに火が入り過ぎないようにするため)。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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