美しい投資術 Vol.5 未来を見据えたテーマで、 アクティブファンドに挑戦!

美しい投資術 2021.10.13

フィガロジャポン2021年7月号から連載「美しい投資術」をスタートした、個人投資家/資産運用アドバイザーの廣田里那さん。前回は長期で積み立てる投資信託「つみたてNISA」の活用について話を聞きましたが、今回はさらに踏み込んで、“攻め”の運用である「アクティブファンド」について聞きました。

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インデックスファンドで運用益が出てきたら、次はアクティブファンドに挑戦するのも選択肢のひとつ。photo: ferrantraite_istock

インデックスファンドで長期運用をしたうえで、「もう少し投資してみたい、でも個別株は難しそう」という人に向いているのが、アクティブファンド。投資家から集めた資金を元に、専門家(ファンドマネージャー)が株式などを選定し、市場平均指数を上回る運用を目指した金融商品です。

ファンドマネージャーによって成績が左右されるので、顔が見える商品だと安心なことも。たとえば日本の成長企業をメインに運用する「ひふみ投信」の藤野英人さんは、メディアにも多く登場し、セミナーも開催。人柄や考え方、どういう銘柄を組み入れ、運用しているかに共感できれば、それも選定基準になると思います。最も重要なのは、総資産額の大きさと、過去10~15年間の値上がり状況などの実績ですが、ひふみ投信はその点でも優秀ですね。

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商品を選ぶポイントは?

アクティブ型には各商品にテーマや方針があって、私が注目しているのは「フィンテック(金融技術)」に加え、「大麻」「クリーンエネルギー」、先進的で伸びしろのある「宇宙開発」「ドローン」といったテーマ。今後も開発が進み、世の中に普及していく分野だと思うので、中期的に投資するつもりです。これらのテーマは、「eMAXIS Neo」シリーズなどインデックス型の商品にも登場しているので、実績や手数料を比較するのもいいかもしれません。

ESG(コラム参照)も企業の成長を判断するポイント。クリーンエネルギーもそのひとつですが、環境、社会、ガバナンスへの配慮はどの企業も取り組むべきこと。私はESGの中でも、特に環境対策に取り組む企業を選定しているかどうかを重視したいですね。

どんなテーマに投資するかの判断には、世の中の動きや情報のキャッチアップが必須です。私はテレビや新聞ではなく、日経CNBCブルームバーグのネットニュースをチェック。個人投資家の高橋ダンさんのYouTube、インスタの@sekanichi__@tousi.kousiも見ます。SNSなら気軽にアクセスできるし、経済ニュースをわかりやすく要約しているので、初心者にもおすすめです。

ESG 投資とは?

一般的な投資は業績や財務を分析して投資判断をするが、ESG投資は「Environment=環境問題への取り組み」「Social=地域社会への貢献」「Governance=従業員や法令順守への配慮」を考慮した経営を実践する企業の株式などに投資する方法。これらは業績や財務などの数字ではない非財務情報だが、近年ESGを判断材料として重視する投資家が増加。アクティブファンドにもESGをテーマにした商品があり、組み入れる銘柄の選定には経営陣への取材や綿密な企業調査が行われる。
参考:経済産業省HP「ESG投資とは」
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廣田里那 LINA HIROTA
個人投資家/資産運用アドバイザー。1990年パリ生まれ。現地高校卒業後、お茶の水女子大学に進学し、東京に移住。日系商社に勤めた後、通訳、金融会社を経て、個人投資家に。資産運用の相談はインスタのメッセージから。

*「フィガロジャポン」2021年10月号より抜粋

text: Yoko Sueyoshi

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