ギフトにも自宅用にも。鎌倉〜葉山のおいしいもの5選!
鎌倉ウイークエンダー 2025.12.30
長谷川真弓

こだわりの調味料は日々の食卓を彩ってくれる。
鎌倉・大町に新しくオープンした「kamika test kitchen」。食卓がより楽しくなるさまざまな調味料をはじめ、オリジナルキッチンアイテムなど、店主のセンスが光るおいしいものが並んでいる。ちょっとしたギフト選びに、自分へのお土産に、鎌倉、逗子、葉山エリア発のおすすめを厳選して5つご紹介!
鎌倉・大町にNEW OPEN
kamika test kitchenでギフト選び

一つ一つ手にとりたくなる食材が並ぶ。店内にはカウンター席のほか、テーブル席も2席あり。
わざわざ足を運びたくなる、話題のお店が続々オープンしている鎌倉・大町エリア。昨年11月に新たに登場したのが、「kamika test kitchen」だ。
店内に足を踏み入れるとまず目を引くのが、大きな棚に並んだ調味料をはじめとした食材の数々。
大阪「やまつ辻田」の一味唐辛子、滋賀「HITOMI WINERY」のワインビネガー、静岡「hello.veggies」のパッションフルーツソースなど、全国から集められた逸品から、鎌倉「TEA LENTEE」の紅茶や、茅ヶ崎で獲れた魚を使ったナンプラー「えぼしの雫」など、地元のおいしいものまで多種多様なラインナップ。いずれも店主である新谷朋子さんの審美眼にかなった、手間暇かけてつくられたものや、作り手のこだわりがつまった品々が並んでいる。

試飲、試食用に用意されたカップや小皿。かたむけると音がなるチャイカップは販売もしている。
"test kitchen"という店名の通り、気になる商品は味見ができるそう。
「せっかく買っても、気づいたら冷蔵庫の奥で眠っているというのはもったいない。ぜひ普段から使って、最後まで使い切ってほしいので、先にお試しして本当に気に入ったものを選んでほしいです」と、新谷さん。
どういう料理に合うのかという、使い方もできるだけ伝えるようにしているそう。そこで、お店で扱っている調味料を実際に使ったランチプレートも提供している。

週替わりのランチのKAMIKA PLATE ¥1,500。取材時のメニューはビーツのサンドイッチと、フライドポテトのトマトペースト煮のサンドイッチに大根のポタージュで、すべてにお店のオリジナルの調味料「加味加」が使われていた。
レンズ豆のポタージュ&クスクス、白インゲン豆のトマト煮&バターピラフなど、海外気分が味わえる週替わりのランチはお客さんから早くも人気だ。
ドリンクは、コーヒー・紅茶のほか、ナチュールワインやローカルクラフトビールである「ヨロッコビール」も楽しめる。散歩の休憩に1杯だけ飲んでいくという使い方もおすすめ。
神奈川県鎌倉市大町3-1-20
営)12:00〜17:00(曜日によって変更あり)
休)不定休(営業日、営業時間はインスタグラムをご確認ください)
※ランチは基本木曜日〜日曜日
@kamika_test_kitchen
★Google Map
もともとは全国各地から魅力のある品々を集めたセレクトショップだが、「地元の、ちょっと良いものを手土産に贈りたい」というリクエストが意外と多く、それにこたえて湘南エリアのものも充実させているそう。
その中で、いまおすすめの鎌倉、逗子、葉山エリアのおいしいものをピックアップしてもらった。店主新谷さんのおすすめコメントつきでご紹介!
---fadeinpager---
おすすめ1
【鎌倉】 kamika test kitchenのオリジナル調味料「加味加」

teto ceramicsさんにオリジナルでつくってもらったスパイスボトルと調味料のセットはプレゼントにもおすすめ。加味加 各¥1,100、スパイスボトルset ¥3,600/kamika test kitchen。
まずはkamika test kitchenの自家製のスパイスドレッシング「加味加(カミカ)」から。トルコ、ネパール、日本のスパイスをブレンドした調味料のシリーズで、いつもの料理にちょっと足すだけで異国感が出て、料理の幅が広がると評判をよんでいる。
現在は4種類あり、加味加1はシソのような風味とゴマの香ばしさがブレンドされたスパイスオイルペースト、加味加2は唐辛子ベースのスパイスドライナッツなど、好みに合わせて選べる。
「例えば加味加1は、焼き餃子や肉まんにちょっとつけて食べると味変できておいしいですよ。ポテトサラダやおにぎりをつくるときに混ぜると、異国感が加わるのでぜひ試してみてください」(新谷さん)
おすすめ2
【葉山】スコッチボネットホットソース

スコッチボネットホットソース 各¥1,400/スコッチボネットジャパン(@scotchbonnet_japan)
カリブ海、特にジャマイカで有名なフルーティーな唐辛子、スコッチボネット。葉山で農薬を一切使わずにスコッチボネットを栽培し、そのほかの野菜やスパイスも無農薬にこだわってつくったオリジナルのホットソースは、ほかでは出会えない味。肉、魚介、野菜など、さまざまな料理にかけて使ったり、料理の隠し味にも活躍。
「香りがよくて、フルーティーでさわやかなのにパンチのある辛み。普通のピザが、これをかけるだけでめちゃくちゃ美味しくなります。パスタやお肉にも合いますよ」(新谷さん)
おすすめ3
【逗子】逗子葉山常備菜研究所の瓶詰め常備菜

葉山のひじきと梅の佃煮、葉山の生姜と菊芋とかつおの佃煮、葉山のしらすと季節の野菜のふりかけ 各¥900/逗子葉山常備菜研究所(@zushihayamajoubisaikenkyujo)
フードコーディネーターの井上園子さんが営む、おむすび専門店「逗子葉山常備菜研究所」。地元の食材を使って自家製の具材でつくられるおむすびは、絶妙な塩加減でハッとするおいしさだ。
おむすびのほかに「日持ちがしておいしいものを」と、市場に出回らない不揃いの野菜を加工して瓶詰めした常備菜は、地元の海の幸と山の幸がふんだんに使われていて、どれもごはんが進む味。
「ご飯のお供としてはもちろん、パンに塗ったり、お肉に合わせても良いし、いろいろな食材に使えるので重宝します」(新谷さん)
---fadeinpager---
おすすめ4
【鎌倉】ベルグフェルドのパン粉

鎌倉ベルグフェルドのパン粉 ¥550/ベルグフェルド(@bergfeld1980)
1980年の創業以来、長年愛され続けるドイツパンの店「ベルグフェルド」。お店は雪ノ下本店のほか、鎌倉に2店舗あり、軽食やスイーツが楽しめるカフェが併設されている。どこも落ち着いた雰囲気が人気で、地元の人はもちろん遠方から訪れるお客さんも多い。
おいしいパンから生まれたパン粉は、隠れた人気商品。細かくひいてあるので油の吸収が少なく、軽い食感のフライに仕上がる。一度使うと市販の商品には戻れないという声も。
「パン粉というと粗いタイプのものが多いけれど、ここのパン粉はきめが細かくて食材にまとわりやすく、サックサクに揚がります。実際に使ったら違いが分かるはず!」(新谷さん)
おすすめ5
【鎌倉】エルボステリア鎌倉山のハーブティー、ハーブソルト

ホーリーバジルティー ¥1,000(小)、¥1,800(大)、ホーリーソルト ¥2,000/エルボステリア鎌倉山(https://www.facebook.com/ErboristeriaKamakurayama/)
鎌倉で自然農法により丁寧に育てたホーリーバジル(トゥルシー)。4種のホーリーバジルをブレンドしたハーブティーは自然な優しい香り。ソルトは、ホーリーバジルの成分が塩に浸透したきれいな桜色が特徴。メキシカンタラゴンなどのハーブをミックスし、一瓶一瓶手作業でつくっている。香りも抜群で、普段の塩のかわりに使うだけでいつもの料理が風味豊かな仕上がりに。
「ハーブティーはホーリーバジルがザクザク入っていて香りがすごく良く、とても飲みやすいです。ソルトの方も塩が強すぎず、見た目もきれいなので、サラダやカルパッチョにかけると美しい! 食卓が一気におしゃれになりますよ」(新谷さん)
text & photography: Mayumi Hasegawa






