編集者たちが見つけたお気に入りの逸品を紹介する連載。今回は、カルティエの「LOVE アンリミテッド」について、編集MAが語ります。
ブレスレットに注ぐ、無限の愛。
鋲やネジ、釘、チェーンが好きです。
別に、推しがガテン系とかDIYが趣味とかビタ一文ないんですけども、アクセサリーや小物に付いているともれなくフラフラと吸い寄せられてしまうというわけで。
特に、リュクスなファインジュエリーとこれらのモチーフが合体したら、そらもう大好物以外の何者でもなく、ここ数年はカルティエの「ジュスト アン クル」を頂上決戦アイテムとして狙いを定め、密かにコツコツとアンクル貯金に勤しんでいたほど。
しかしながらつい先日、その貯金まるごとスライドします!と言いたくなる新作が現れたのです。またしてもカルティエから、その名も「LOVE アンリミテッド」

ブレスレット「LOVE アンリミテッド」(YG)¥1,491,600/カルティエ(カルティエカスタマー サービスセンター)
ネーミングから察せられるとおり、ビスをアイコニックに際立たせたデザインでおなじみのシグネチャージュエリー「LOVE」の最新作なのですが、リジッドなオーバル型のオリジナルモデルとの違いはゴドロン装飾のようなリンクで構築される、しなやかな柔軟性。硬派なモチーフと共存する、肌に寄り沿う心地良さやたおやかなセンシュアリティのバランスがたまりません。
しかも、特許出願中のクラスプによって2本のブレスレットを連結させることもできてしまうという、恐ろしくも魅惑的なトラップも潜んでいて、課金予測もアンリミテッドとなりそオマイガ!(編集MA)

「LOVE」を着けた男女が手を繋ぐ広告ヴィジュアルは1970年代にニューヨークで展開され、一大センセーションを巻き起こした。

74年、「ニューヨークタイムズ」誌に掲載された広告。ドライバーと絡めることで、デザインポイントとなっているビスがひときわ印象的に。
*「フィガロジャポン」2025年12月号より抜粋







