Parisienne file vol. 53 ヴィクトリーヌ・マルカン/モデル兼学生 黒デニムのショートパンツ、パリジェンヌはどう着る?
パリジェンヌファイル 2021.08.07
パリに暮らす、パリジェンヌのファッションやライフスタイルを紹介する連載「パリジェンヌファイル」。今月は、モデルとして活躍する傍ら、オステオパシーを学ぶヴィクトリーヌ・マルカンが登場。
リセの頃から、夏になるとショートパンツの出番が増えるというヴィクトリーヌ。「寒い季節はジーンズが多いけれど、春から夏にかけてはカットオフしたショートパンツをヘビロテしています。今回着まわしたブラックデニムのパンツは2年前にZARAで買ったもの。潔いほど短いショートデニムでロックな着こなしに仕上げるのがマイスタイルです」
シンプルなロゴTシャツや、ボーイフレンドから借りたオーバーサイズのメンズジャケットで辛口にスタイリングしたり、時にはフリルのブラウスでフェミニン×マスキュリンのコントラストを楽しんだり。モデルの仕事でキャスティングに行く時も便利なので、初秋になってもタイツを合わせて、引き続きショートデニムの着こなしを楽しむ予定だそう。
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ミニボトムスの、ヘルシーな着こなし。
弟から譲り受けたA.P.C.のロゴTシャツに老舗フレンチブランドのBocage(ボカージュ)のブーツを合わせたシンプルなスタイリング。ノーアクセで男の子みたいな着こなしはヴィクトリーヌの定番だそう。
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おしゃれが大好きな親友からプレゼントされたブラウスは、サンドロ。胸元のVラインの切り替えと金ボタンがアクセントでお気に入りの一点。ストラップシューズでフェミニンなテイストに。
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ヴィンテージショップで買ったボーイフレンドのジャケットをメインにコーディネート。白Tシャツとブラックデニムのシンプルなスタイルにオーバーサイズのジャケットでモードっぽくブラッシュアップ。
モデル兼オステオパシーの学生。フランス中央部オルレアン生まれの21歳。12歳の時、オペラ・ドゥ・パリでクラシックバレエを学ぶためパリに上京。15歳でパリ国立高等音楽院のコンセルバトワールに入学し、午前中はリセで通常授業、午後は毎日バレエのレッスンで2年間を過ごす。現在は、モデルとして活動しながら、ダンスを通じて身体の仕組みについて興味を持ったのがきっかけで、オステオパシーを学んでいる。将来はダンサーとしての経験を生かしたオステオパシーのキャビネを持つのが夢。@victorine_mqt
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photography: Yusuke Kinaka, editing: Hiroko Suzuki