ボジョレーに「プルーンとりんごのベーコン巻き」
平野由希子の季節のおつまみ 2017.11.14
11月16日木曜日はボジョレーの解禁日。さて、おつまみは何を。軽やかさとフレッシュさが身上のワインなので、マリアージュだの、ペアリングだの難しいことは抜きにして楽しみたいもの。ごちそうよりは、気軽にぱっと作るおつまみがよきパートナー。
プルーンとりんごをベーコンで巻いて焼くだけのアミューズはボジョレーにおすすめのおつまみ。フランスのアミューズの定番中の定番「プリュノー・オ・ベーコン」をちょっとアレンジして、中にりんごを忍ばせてみました。作り方は見たまんまの簡単さなのですが、ベーコンの脂を吸って、あったかくなったプルーンが意外なおいしさ。ポイントは柔らかめのプルーン、薄めのベーコンを選んでカリッとさせることくらいでしょうか。
ボジョレーの夜にはワインの薀蓄なんて、無粋。ぱくぱくつまめるおつまみと軽やかなおしゃべりとともにどうぞ。
プルーンとりんごのベーコン巻き
<材料 2人分>
ベーコン 3枚
種抜きプルーン 6個
りんご 30g
<作り方>
1.ベーコンは半分の長さに切る。りんごはいちょう切りにする。
2.ベーコンにプルーン、りんごをのせて巻き、ようじでさす。
3.オーブントースターの天板にのせて、こんがりとするまで2〜3分焼く。
今日のお皿は長峰菜穂子さんの器。古いヨーロッパの雰囲気をもち、シックな黒。定番のフランス料理を作る時に使いたくなる器のひとつ。
フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir