批判を浴びる女性首相を支援するため、海外の女性たちがダンス動画を投稿!
Society & Business 2022.08.23
パーティーで騒ぐ動画が流出して以来、36歳のリーダーは批判の的になっている。しかし、SNS上に何百もの動画に示されると共に、連帯の波も押し寄せている。
twitterのスクリーンショット
フィンランドのサンナ・マリン首相は8月19日(金)の記者会見で、「私は違法なことは何もしていません」と述べた。36歳の彼女がパーティーで踊ったり歌ったりしているプライベート動画が公開されて以来、政府首脳は非難を浴びている。そのため、薬物使用疑惑が噂されている。疑惑を晴らすために、サンナ首相は薬物検査を受けたといい、その結果は来週にもわかるという。
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この騒動に対して、フィンランドの女性たちがSNSで、トラブルメーカーに対する憤りを、独創的な方法で表明している。金曜日以来、何百人もの女性が、首相を支持してダンスやパーティーをする動画をSNSに投稿したと、8月20日(土)のガーディアン紙は報じている。
Wir sollten sowieso mehr tanzen. Frauen in Finnland posten Partyvideos von sich und taggen Premierministerin Sanna Marin and I think thats beautiful #solidaritywithsanna https://t.co/KqZ77hm6gx
— Nadine Dunst-Ender (@undnadineso) August 20, 2022
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#サンナと一緒に
このように「お祭り騒ぎ」で誇らしげな動画が拡大する背景には、シンプルで効果的なハッシュタグ「#solidaritywithsanna(サンナと一緒に)」がある。リベラシオン紙によると、この運動は、デンマークの女性誌「Alt for Damerne」が「陽気な仲間の動画をいくつか集めたモンタージュ」を制作したおかげで、当面は主に北欧で勢いを増しているという。
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繰り返される批判
2019年に34歳で首相に就任して以来、サンナ・マリン首相は趣味や年齢、あるいは性別に関連した批判を繰り返し受けてきた。2020年、新型コロナウィルスによる危機のさなか、若い女性がシンプルなブレザーの下にネックレス以外何もつけずに雑誌でポーズをとったことで、「モデルを演じている」と非難された。昨年12月には、政府内の新型コロナウィルス感染者と接触した後、携帯電話も持たずにナイトクラブに行ったとして非難された。そして、1週間前にも、彼女のパーティードレス姿の写真が話題になった。
パーティーで騒ぐ動画の件では、「踊って、歌って、友達にキスして、お酒を飲んでいただけ」と弁明していたと、ガーディアン紙は報じている。さらに、「2022年には、意思決定者であっても、踊ったり、歌ったり、パーティーに行ったりすることが認められるようになると良いと思います」と皮肉を込めて述べた。
text: La rédaction (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi