フランス版Business with Attitude賞、2023年のファイナリストは? 人材不足の建設業界を救う「職業訓練校」を創立したマリー。

Society & Business 2023.04.17

Ecole Gustaveは人材不足の建設業界への転職希望者が、職業訓練を受けられる新しいタイプの教育機関だ。創立者のマリー・ブレーズはBuisiness with Attitude賞のファイナリストに「文化と知識部門」から選出された。

>>フランス版Business with Attitude賞、2023年のファイナリスト5人を一挙紹介!

01-BWA-Marie-Blaise-230412.jpgEcole Gustaveの創立者で校長のマリー・ブレーズ。photography: Ecole Gustave / Photo presse

29歳のマリー・ブレーズはすでにいくつもの生を歩んできた。フランス、オーストラリア、ベルリン、ラゴス(ナイジェリア)の地で、クリスチャン ルブタン、エドテック、ヘルステックなど、さまざまな業界で、ビジネス開発マネージャー、ファイナンシャルアナリスト、COOとして働いた経験を持つ。

起業家としてEcole Gustaveを創立した彼女は、「文化と知識部門」から、マダムフィガロBusiness with Attitude賞(1)のファイナリストに選出された。

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無料の職業訓練、学歴は不問。

建設業を営む家族の元に生まれた彼女は、2021年にパリの隣町サン=ドニ市(セーヌ=サン=ドニ県)にEcole Gustaveを創立した。20万件もの求人がある建設業への転職希望者を対象に、実地研修と並行して行われる無料の職業訓練を提案する。コースは配管・暖房技術者、電気技師、防水工事職人の3つの職業だ。

受講生は人柄で選抜され、学歴は問われない。Gustaveではこれまでに250人の受講生に職業訓練を実施してきた。2023年にリール、リヨン、マルセイユに新キャンパスを開校するマリー・ブレーズの目標は受講生数を2倍に増やすことだ。

(1)本賞は下記の企業の協賛を得て運営されています。フランス郵便局 La Poste、EY、ネスプレッソ、グーグル、BNPパリバ、エンジー、レディ ・バンク・バイ・オッド BHF、Bpifrance、フランス2030、メシカ。

Viviane Chocas, Morgane Miel and Sofiane Zaizoune (madame.lefigaro.fr)

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