フランス版Business with Attitude賞、2023年のファイナリストは? 人類の食糧のためにアブを養殖するエンジニア、オード。

Society & Business 2023.04.17

オード・ギュオは農業食品産業の環境負荷を低減するために昆虫を養殖する製造企業のトップ。2023年Buisiness with Attitude賞のファイナリストに「ネクスト・テック部門」から選出された。

>>フランス版Business with Attitude賞、2023年のファイナリスト5人を一挙紹介!

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Innovafeed共同創業者のオード・ギュオ。photography: Innovafeed / Photo presse

彼女は中国生まれの36歳のエンジニア。コンサルタントとしてマッキンゼーに勤務した後、家畜(魚、エビ、豚、家禽)の飼料やペットの餌として、また耕作地の土壌肥料の原料として利用される昆虫を養殖する企業Innovafeedを共同創業した。マダム・フィガロBuisiness with Attitude賞(1)のファイナリストに「ネクスト・テック部門」から選出された。

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未来の食品、アメリカミズアブ

狙いは? 世界の温室効果ガス排出量の20%を占める農業食品産業の環境負荷を低減すること。そして、国連が2050年に100億人に達すると推定する、世界の人口増加に備えること。そこから、他の家畜と比較して温室効果ガス排出量を100分の1に抑えられる、アブの養殖という発想が生まれた。

Innovafeedは、公益性の高い企業に与えられるB Corpの認証を取得している。Innovafeedはまた、養殖場の稼働に必要なエネルギーの供給と、アブの餌となる農業副産物の供給を担うほかのふたつのサイトとの分業生産モデルを採用している。

結果は、毎年5万7000トンのCO2削減。業界で世界トップ企業となったInnovafeedは事業をさらに加速させるために、2億5000万ユーロの資金調達を達成したばかりだ。次の展開は? アメリカに建設中の工場が間もなく竣工を迎える。将来的には食用昆虫の養殖も視野に入れている。

(1)本賞は下記の企業の協賛を得て運営されています。フランス郵便局 La Poste、EY、ネスプレッソ、グーグル、BNPパリバ、エンジー、レディ ・バンク・バイ・オッド BHF、Bpifrance、フランス2030、メシカ。

text: Viviane Chocas, Morgane Miel and Sofiane Zaizoune (madame.lefigaro.fr)

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