イタリアの名シェフが香港で展開する、コージーな一軒。

世界有数のインターナショナルな街、香港は、最高レベルの料理の才能が集まる街でもある。舌の肥えたグルメ好きをうならせるファインダイニングから、イタリアの巨匠が新たに展開するレストラン「オクタヴィアム」を紹介する。

料理はすべて4皿1,180香港ドルのコースから。ノルウェーのふっくらとしたカニに、サバイヨーネソースを添えた前菜「King Crab」（コース料金にプラス100香港ドル）

3ツ星店を長年維持し続けるウンベルト・ボンバーナが、自由演技できる新たな場所としてスタート。「香港は世界に目が向いたゲストばかり」とボンバーナ。舌の肥えた客の期待にこたえるため、アルバの白トリュフなど、イタリアを中心に世界中から上質な食材だけを取り寄せ、本場の味に。オクタヴィアムでは小さい店の利点を生かし、鮮度が短い食材も積極的に使用。食材を盛り込みすぎない料理は、どれもシンプルで澄んだ味わいだ。

むっちりとしたニョッキの下に熟成ペコリーノソースを敷いて、白トリュフを目の前でサーブする「Gnocchetti with Pecorino Fondue & Alba White Truffle」

セントラルのビル群の中にありながら、邸宅に招かれたような温もりのある店。白樺の壁はボンバーナのお気に入り。

左から、現場を指揮するシルビオ・アルマーニ、オーナーのボンバーナ。ブルガリ イル・リストランテルカ・ファンティン出身のシルビオは、日本の食材にも詳しい。